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決議第1号 イラク問題の平和的解決を求める決議

番号
決議第1号
(平成15年)
議決年月日
平成15年3月13日
結果
可決

本文

決議第1号

イラク問題の平和的解決を求める決議
 イラクに対する大量破壊兵器査察は、湾岸戦争終結を定めた1991年の国連安全保障理事会決議に基づくもので、核・生物・化学兵器、弾道ミサイル等の大量破壊兵器を国際監視下で無害化するものであったが、イラクはこれらの査察を巧妙に妨害し続けてきた。そのため、昨年11月8日に国連安保理による新決議1441が採択され、イラクは無条件でその査察を受け入れたところである。イラクは、この暫定査察の日々を最後の機会ととらえて、国連査察に即時、積極的かつ無条件の協力を示し、大量破壊兵器の全面破棄を国際社会に明確に示すべきである。
 現在、アメリカ、イギリス等によるイラク攻撃を招こうとしているが、空爆等により実際に被害をうけるのは無辜の市民であり、また、こうした状況が続くと、中東情勢と世界経済は一層不安定さを増し、日本の平和と安全、国民生活が脅かされることが強く懸念されるため、武力攻撃は極限まで回避の努力がなされるべきである。
 そのために、国連監視検証査察委員会の人事面や技術面を大幅に強化するなど、あくなき戦争を回避する道のりを探り続けるべきである。
 よって、本県議会は、イラクに対して国連の査察への無条件の協力を義務付けた国連安全保障理事会決議1441の厳格な遵守を強く求めるとともに、わが国政府が、イラク問題の解決のための真摯な外交努力を続け、さらに、平和的な解決のために、国連を中心として国際社会が一致協力することを強く訴えるものである。
 以上、決議する。

 平成15年3月13日
                                   滋 賀 県 議 会

会議録

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