決議第1号 (平成06年) 米のブレンドに反対する決議
決議第1号
米のブレンドに反対する決議
昨年の冷夏、長雨等の異常気象による戦後最大級の凶作によって生じた米の供給不足に対処するため緊急輸入された主食用外国産米は、国の方針により、主としてブレンドして販売されることとなった。
品質の異なる米をブレンドして販売することは、食味の低下を来すのみならず、消費者の主食に対する選択の余地を狭めるとともに、国民の米離れに一層拍車をかけることとなる。
このことは、米を基礎とした我が国固有の食文化の崩壊につながりかねず、また良質米の生産に努力している稲作農家にとっても見過ごすことのできない問題である。
よって、本議会は、国内産米、外国産米それぞれの特性を生かした活用を図るべきであるという立場から、米のブレンドに強く反対するものである。
以上、決議する。
平成6年3月25日
滋 賀 県 議 会