意見書第5号 (平成07年) 核実験の中止と核兵器廃絶を求める意見書
意見書第5号
核実験の中止と核兵器廃絶を求める意見書
核兵器の廃絶は、唯一の被爆国である日本はもとより、今や人類共通の願いであり、世界ではその実現に向けて段階的な取り組みが続けられてきたところである。
このような状況の中で、フランスおよび中国が核実験を強行したことは、地球上全ての核兵器廃絶、世界の恒久平和を願う国際世論を無視した暴挙であり、断じて容認できるものではない。
よって政府におかれては、フランス、中国両政府に対し、核実験の再開に厳重に抗議し、中止を強力に働きかけるとともに、今後すべての国の核実験反対、核兵器全面禁止・廃絶に向けて、国連および関係諸国に対し強く要請されるよう要望する。
以上、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。
平成7年10月4日
滋賀県議会議長 黒 川 治
(宛先) 内閣総理大臣 外務大臣