決議第1号 (平成08年) 北方領土の早期返還に関する要望決議
決議第1号
北方領土の早期返還に関する要望決議
我が国固有の領土である歯舞、色丹、国後および択捉の北方領土各島の復帰は、全国民の長年の悲願であるにもかかわらず、戦後５０年を経た今日においてもいまだ実現に至っていない。
平成５年の日露首脳会談において、領土問題を歴史的、法的事実に立脚し法と正義の原則を基礎として解決するとの東京宣言が示された後も、ロシア国内の情勢が不安定なことなどから、新たな進展が見られないことは誠に残念である。
北方領土問題を解決することは、両国間の基本関係の正常化のみならず、国際社会の平和と安定に大きく貢献するものと確信する。
よって政府におかれては 日露間の真に安定的かつ平和的な友好関係の確立を目指しつつ、北方領土の早期返還を実現するため、一層積極的な外交交渉を進めるなど、あらゆる努力を束ねられるよう強く要望する。
以上、決議する。
平成８年３月２６日
滋 賀 県 議 会