決議第1号 (平成16年) 北方領土の早期返還に関する要望決議
決議第1号
北方領土の早期返還に関する要望決議
我が国固有の領土である歯舞群島、色丹島、国後島および択捉島の北方領土返還は、国民の長年にわたる悲願である。
しかしながら、戦後59年をたった今日もなお北方領土は返還されず、日露両国間の平和条約が締結されていないことはまことに遺憾である。
日露関係における政治対話を促進し、さまざまな分野での交流を拡充して相互理解を深め、北方領土問題を解決して平和条約を締結することは、両国間の基本関係の正常化のみならず国際社会の平和と安定に大きく貢献するものと確信する。
戦後60年を迎える来年平成17年(2005年)は、択捉島とウルップ島の間に両国の国境を定めた日魯通好条約署名150周年の歴史的な節目の年に当たるほか、プーチン・ロシア連邦大統領の訪日が予定されていることから、北方領土問題解決に向けての具体的進展が期待されるところである。
よって、国におかれては、日露間の真に安定的かつ平和的な友好関係の確立を目指しつつ、北方領土の早期返還を実現するため、一層積極的な外交交渉を進めるなど、あらゆる努力を重ねられるよう強く要望する。
以上、決議する。
平成16年12月21日
滋 賀 県 議 会