受理番号:請願第12号
障害者小規模作業所に対する国庫補助金制度の改善と充実を求めることについて
請願要旨
障害者の小規模作業所は全国的に急速な勢いで増えており、1997年8月現在で4,337カ所を超えた。本県でも77カ所(1997年10月現在)となり、重い障害を持つ人々や精神障害者の地域生活を支えるうえで欠かすことのできない社会資源となっている。
しかし、この小規模作業所は法定外事業であるため不安定な運営を余儀なくされており、施設・設備面の貧弱さなど多くの困難を抱えている。
こうした小規模作業所の問題を真に解決していくためには現行の障害者施設を質・量ともに抜本的に改善していく必要があるが、これを達成するには一定の期間が必要となる。
このため、さしあたって小規模作業所に対する国の補助金制度については、現行の障害別制度を一本化し補助額を大幅に引き上げ一定の条件を満たしたすべての小規模作業所に交付するなどの援護策が求められる。
ついては、小規模作業所対策について改善を求める意見書を政府関係機関に提出されたい。