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TPP協定の批准をしないことを求めることについて

請願第10号 TPP協定の批准をしないことを求めることについて

受理番号
請願第10号
受理年月日
平成28年6月8日
付託委員会
環境・農水常任委員会
継続審査状況
議決年月日
議決結果
不採択
紹介議員
藤井三恵子
杉本敏隆
節木三千代

内容

受理番号:請願第10号
 TPP協定の批准をしないことを求めることについて

 安倍政権は、先の国会でTPP批准と関連法案の成立を目指したが、国会審議と国民の反対世論の広がりのもとで、これを断念せざるを得なかった。
 短時間の国会審議でも、TPP協定の国会決議違反が明確になっている。2013年の国会決議は、農産物重要5項目は、関税撤廃を認めない、除外または再協議にするとしているが、今回のTPPでは、重要5項目のうち3割の品目で関税が撤廃され、コメでも関税ゼロの特別輸入枠まで新設された。わずかに残った関税も、発効7年後には、撤廃に向けた協議を約束させられている。
 国会決議はまた、交渉により収集した情報は、国会に速やかに報告し、国民への十分な情報提供、幅広い国民的議論を行うことを求めている。ところが、安倍内閣によるTPP交渉は、入りロから出口まで徹底した秘密交渉が貫かれ、日本の参加条件とされた日米二国間の平行協議でも、何が話し合われ、日本が何をどう受け入れたかもわからない。衆議院のTPP特別委員会で、民進党が甘利明前TPP担当大臣とフロマン米通商代表との会談記録を要求したのに対し、政府側が提出した資料は、会合名と日にちが記してあるだけで、全て黒く塗りつぶされていた。政府の秘密姿勢はあまりにも異常であり、国民への情報公開なしでのTPP批准など到底許されるものではない。
 私たち農業者は、「安全な食料は日本の大地から」と農業生産に日々従事している。TPPによる農業への壊滅的打撃を憂いている。

 以上の趣旨に沿って、下記について、国に対する意見書を提出することを請願する。

                      記

一、国会決議に違反するTPP協定は批准しないこと

会議録

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