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安全・安心の医療介護の実現と夜勤交替制労働の改善について

請願第13号 安全・安心の医療介護の実現と夜勤交替制労働の改善について

受理番号
請願第13号
受理年月日
平成29年12月6日
付託委員会
厚生・産業常任委員会
継続審査状況
議決年月日
平成29年12月21日
議決結果
不採択
紹介議員
杉本敏隆
藤井三恵子
節木三千代

内容

受理番号:請願第13号
 安全・安心の医療介護の実現と夜勤交替制労働の改善について

 厚生労働省は「看護師等の『雇用の質』の向上のための取組について(5局長通知)」や、医師、看護職員、薬剤師などの医療スタッフが健康で安心して働ける環境を整備するため「医療分野の『雇用の質』の向上のための取組について(6局長通知)」の中で医療従事者の勤務環境の改善のための取り組みを促進してきた。また、医療機関の勤務環境改善に関する改正医療法の規定(2014年改正)では、勤務環境改善に向けた各医療機関の取り組みを支援するよう都道府県に求めている。
 しかし、日本医労連が2017年に実施した「看護職員の労働実態調査」(回答数33,402)では、「慢性疲労」(71.7%)、「辞めたいと思う」(74.9%)という看護師の実態や、医療の提供についても「十分な看護ができていない」(50.8%)、「サービス残業を行っている」(68.6%)という事態に陥っており、これらの状況が前回の調査(2013年)から改善されていないことも明らかになっている。
 勤務環境の改善なしに医療提供体制の改善はあり得ない。看護師等の具体的な勤務環境の改善を可能にする増員計画を作成し、そのための看護師確保策を講じていく必要がある。安全・安心の医療介護を実現するためにも、医療従事者の勤務環境の改善を実効性のあるものにし、医療提供体制を充実していくことが求められている。
 以上の趣旨から、下記事項につき、地方自治法第99条に基づき国に対する意見書の提出を求めて請願する。

                       記

1.医師、看護師、医療技術職、介護職などの夜勤交替制労働における労働環境を改善すること。
(1)1日8時間以内を基本に、労働時間の上限規制や勤務間のインターバル確保、夜勤回数の制限など、労
 働環境改善のための規制を設けること。
(2)夜勤交替制労働者の労働時間を短縮すること。
(3)介護施設などにおける一人夜勤を早期に解消すること。
2.安全・安心の医療介護を実現するため、医師、看護師、医療技術職、介護職を増員すること。
3.患者、利用者の負担軽減を図ること。
4.費用削減を目的とした病床削減は行わず、地域医療に必要な病床機能を確保すること。

会議録

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