請願第22号 住民の人権を守れる福祉の実現と社会福祉拡充のために措置制度の堅持、公的福祉の拡充と福祉人材確保対策の実効性を求めることについて
請願第22号
平成06年12月8日
桐山ヒサ子
林良子
吉原稔
請願要旨
21世紀を目前にして、高齢者の介護対策や保育施設など社会福祉に対する住民要求を解決することは、緊急の課題となっている。政府は、ゴールドプラン、エンゼルプラン等の福祉改革案を出しているが、その実態は事実上営利的な福祉の商品化を進め、住民に新たに負担を迫るものである。
高齢者、子供、障害者の人権と福祉を守るためには、本格的に実効性のある福祉人材確保対策の確立が急務である。
昨年４月福祉人材確保の基本方針が公示され、そこには具体化に当たり、国や自治体による財源措置や具体的な制度改善計画の本格的な実施が求められている。
ついては、人権の守れる豊かな福祉の実現のため、下記事項について請願する。
記
１、措置制度を堅持し、公的福祉、保育制度の拡充を求める意見書を国に提出すること。
２、住民の福祉要求に応える福祉施策を拡充し、自治体の責任で実効性のある福祉人材確保対策を確立すること。
３、民間福祉労働者の賃金の公私格差を是正し、完全週休二日制を実施するための職員の増を図ること。