請願第13号 腎疾患総合対策について
請願第13号
昭和62年9月29日
知事に送付
石田幸雄
伊藤正明
谷口三十三
酒井研一
望月長司
栗本藤四郎
大谷元太郎
請願要旨
腎臓病の予防から治療、社会復帰についての一層の充実を下記のとおり求める。
記
（１）腎臓病の予防と治療について総合対策を確立するため、患者代表も含めた対策委員会を設置し、全国的にも連携した活動を進められたい。
（２）国公立医療機関に腎専門の外来診療部門を設けるとともに、人工腎臓の増設、夜間透析の実施、ＣＡＰＤの実施など医療の充実、透析専門医療従事者の養成確保など人工透析医療体制を拡充されたい。
（３）長期透析患者の合併症、糖尿病性腎症による透析患者、高齢透析患者等について、医学的研究と社会復帰適応対策を進められたい。
（４）腎移植について、専門医を養成確保するとともに、腎バンクと腎移植普及のため体制を整備強化することについて努力されたい。
（５）県下の地方公務員等の採用基準を緩和し、腎臓病患者の雇用を促進するよう措置し、企業に対しても腎臓病患者の雇用を促進するよう指導されたい。
（６）腎臓病患者を含む内部機能障害者に十分な対応ができるよう相談員を強化されたい。
（７）人工透析機器が備えつけてある県下の医療施設に停電時の自家発電設備の設置について指導されたい。