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件名

請願第4号 労働基準法「女子保護規定」撤廃に反対することについて

受理番号

請願第4号 

受理年月日

平成09年3月13日

付託委員会

本会議議決結果

議決結果
不採択

紹介議員

森茂樹

内容

請願要旨
 去る2月7日、男女雇用機会均等法の一部見直しおよび労働基準法の「女子保護規定」撤廃等を内容とする法律案が国会に上程された。労働基準法「女子保護規定」は女性の深夜時間外・休日労働を禁止・制限しているが、極めて不十分な男女雇用機会均等法の見直しと一体でこの規定が撤廃されることは許せない。
 日本の労働者は、残業が厳しく制限されているヨーロッパ諸国の労働者に比べて年間300〜400時間も長く働いている。こういった長時間労働が蔓延する職場の実態の中で、母性を備え、家族的責任を一手に引き受けざるを得ない女性労働者は、今でも厳しい現実に直面している。
 このうえ、女性に長時間労働を強いるこれらの改悪が実施されれば、女性労働者は家族的責任の放棄や健康を犠牲にすることを余儀なくされ、意欲や能力があっても働き続けることが困難になることが予想される。また、男女労働者の長時間過密労働の現状は是認しつつ女性労働者へ女子保護撤廃を押しつけることは、労働者全体を際限のない過重労働に追い込むものである。
 私たちは、男女労働者がその能力を十分に発揮し、家族的責任を果たしつつ安心して働き続けられる雇用環境をつくるためには、女性労働者だけでなく、すべての労働者の深夜、時間外、休日労働を規制する施策の実施が急務と考えている。
 すべての労働者がゆとりと誇りを持って働き続けることができるよう、下記のことについて要請する。
                 記
1. 国会に対し、深夜、時間外・休日労働に関する労働基準法「女子保護規定」の撤廃に反対する意見書を提出すること。

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