請願第8号 「サッカーくじ」法案（スポーツ振興投票の実施等に関する法律案）の廃案とスポーツ予算の大幅な増額を求めることについて
請願第8号
平成09年9月26日
森茂樹
請願要旨
第140通常国会において継続審議となった「サッカーくじ」法案（スポーツ振興投票の実施等に関する法律案）は、Ｊリーグの試合の勝ち負けなどを予想し結果が的中すれば払戻金を交付するものであり、これはどんな理由を付けようとギャンブルである。青少年に人気の高いＪリーグにギャンブルを導入することは、今以上にギャンブルの風潮を広げ、青少年をギャンブルに巻き込むことは明らかである。子供たちに悪影響を及ぼす施策を文部省が推進し実施するということは、全く理解できない。
我が国のスポーツ振興予算は地域スポーツ、競技スポーツを含めわずか200億円である。政府は、国民の権利としてのスポーツを振興する立場から、その財源をギャンブルの収益金に依存するのではなく、国のスポーツ予算のあり方を抜本的に見直し大幅に増額すべきである。
ついては、以下の事項の実現について関係機関に意見書を提出されたい。
１ 「サッカーくじ」法案（スポーツ振興投票の実施等に関する法律案）は廃案とすること。
２ 国のスポーツ予算を大幅に増額するとともに、早期にスポーツ振興基本計画を策定すること。