請願第11号 滋賀県における小・中学校教科書採択制度の改善について
請願第11号
平成12年9月26日
教育委員会委員長に送付
上田彰
三浦治雄
滝一郎
請願要旨
小・中学校（義務）教育の教科書採択は、教育委員会の最も重要な任務の一つであるが、本県における採択の現状は、その制度の主旨に照らして必ずしも正常に機能しているとは言えない状態となっている。
このような現状を改善し、採択事務の制度・運用を本来の姿に戻すために、教科書採択にあたって県教育委員会が市町村教育委員会に対して「指導・助言・援助」を行う場合、下記事項を踏まえて行うこと。
記
１．教科書採択にあたり、いわゆる「学校票方式」を改めること。
２．市町村教育委員会および採択地区協議会の下部組織（選定委員会・調査委員会など）が答申・報告を行う場合、採択すべき教科書の絞り込みを行わないこと。
３．教科書採択にあたっては、あくまでも「学習指導要領の目標に基づいた内容の比較検討」を基本とすること。
４．選定委員・調査委員の選任にあたり、学習指導要領に反対している団体の推薦を求めないこと。
５．教科書内容の公表時期を「検定終了後早期」にされるよう国に働きかけ、展示会については、その期間の延長、会場の増加、ＰＲの強化などを図ること。