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平成25年(2013年)5月30日(水) 正副議長の記者会見

1 場  所   議会運営委員会室
2 出席者   宇賀議長、山田副議長
3 内  容   平成25年6月定例会を迎えるにあたって


正副議長の記者会見

4 会見内容

議長
 みなさん、改めましておはようございます。早朝から、大変、御苦労様でございます。
 御案内のとおり、6月6日から、23日の日程で、6月定例議会が開会されます。それに伴っての記者会見ということでございます。よろしくお願いいたします。

記者
 先ほど、議長がおっしゃっていた呼び方なんですけど、それはどのような思いで言われたのですか。

議長
 私も、ずっと、地方議会を預かってきたのですが、女性議員と男性議員との呼称が違いまして、「議員」という呼び方で統一させてもらった方が、自然で、傍聴者の方々も、イメージ的にもその方が良とされるのじゃないかな、と思っております。
 私も、能登川町の議長を預かっているときに、その時からそのようにさせていただきました。その時、議員が18人いたのですが、女性議員がお二人おいでで、それで、そのように統一させてもらって、傍聴者の方にもある程度好評でしたので、ですから今回も、そのようにさせていただければ、と、こう思っておりました。

記者
 時代的な、男女の、ということですか。

議長
 今は、女性の立場がものすごく、重要になっています、仕事にしても全ての面で。そういうことからすると、そういうふうに統一した方が、一番、自然なのじゃないか、というイメージを持っています。それで、あえて、今回そういうものを導入したいな、ということで、先ほど議会運営委員会に諮らせていただいた、ということでございます。

記者
 県議会で、「さん」とか「君」とかいう呼び方について、御批判とかそういうのがあったのですか。

議長
 それは、私は、直接、傍聴者からお聞きしたことはございません。しかし、全国的に見てみましても、今の「議員」という形で統一しておられるところもありますし、また、「君」でいっておられるところもありますし、ということですが、できればそういう形で取り組みたいな、と、こういうことです。

記者
 議長として、6月定例会のそれぞれの議題の、何が焦点になるか、というのを聞かせていただきたいのですが、流域治水もあれば、給与のカットもあれば、様々あると思うのですけど、どの辺りが問題として捉えておられますか。

議長
 私としては、先ほども総務部長からも御提案がありましたけど、追加提案になるのでしょう、職員給与の7.5%のカットにつきましては、これは、国に準じて、ということでございます。ですから、滋賀県で60数億円の交付税がカットされる、という、非常に財政上も厳しいところがあるのですが、やはり、職員の生活にもかかってくる部分でありまして、知事部局としては、今、交渉中であられるようであります。御案内のとおり、我々、自民党としては、地域手当についてカットを提案したことがございます。そういうことも踏まえながら考えてまいりますと、今の7.5%、今年の部分ですけれど、非常に大きな問題だろうと捉まえておりまして、この6月議会での中心的な議題の一つであろうというふうに思っております。
 だから、追加提案されるんですけど、先ほど佐野委員からも話がありましたように、大きなカットですから、なかなか職員組合との交渉が理解されるのかな、その辺が、私はちょっと憂慮しておりますけれど、しかし、上位法に基づいてやられるものですから、無理からぬところかな、とも思ったりもしていますけれど。

副議長
 今の問題自体は、議長と同じ考えなんですが、まだ、ちょっと、役選のあとで議長とゆっくり時間をとって話し合いができていないんですが、今まで、同じような考えで進んできましたんで、今期、できるだけ、副議長の立場で、前年度の経験もありますのでやっていきたい。ただ、先ほどの、議員の「君」「さん」を「議員」でいくと、これも会議の後にお聞きしたんですが、これを例えば進めた場合に、一つまた弊害がでてくるのが、委員会の答弁等で、県の場合、議員に「先生」という答弁が多いんですね、職員から。「さん」「君」を「議員」一つにまとめた場合に、答弁も何々議員というような形まで統一していくのか、その辺、本議会だけを「議員」でいくのか、ちょっとそこら辺、これから議長にいろいろ聞いて、進めていってほしいな、と、思う感じはあるんですけどね。もうちょっと、今後長いんで、1年間長いんで、公平な、公正な議会運営について、議長とは、共に頑張っていきたいな、そのように考えています。

記者
 道州制ですね、これも県が見直しを諮っていたんですが、特別委員会で26日ですか、議会としても非常に関わる問題だと思うんですね、それと、流域治水も地先の安全の課題があったんですが、議会の方がどちらかというと、市や町の意見を十分に聞くように、ということで、議会としての判断を避けていた、道州制についても、県の資料の在り方というのもそうなんですが、自民党は道州制に賛成ですよね、議会として、判断を示さないといけないという気がするんですが。

議長
 私の考え方としては、少子高齢化がどんどん進んでいく中で、そして御承知のように50市町村が13市6町に収斂されてきた、その辺も考え併せていきますと、自民党も、あるいは公明党も一つの方向性が道州制については示されておりますけれど、しかし、課題は、私は山積していると思うんです。だから、課題を解決していかなければ、即道州制ということにはなってこないというふうには理解しております。ですから、特別委員会等で十分議論していただいて、果たして本当に県民の立場に立ってやったときに、どういう形がいいのか、ここに一番かかってくるのではないかというふうに、思っております。
 ですから、会派で、それぞれの立場もありますが、十分、御議論をしていただきたいな、と、いうふうに、今のところは考えております。
 そして、流域治水、これは、知事の提唱されている部分でありまして、河道の部分だけじゃなしに、堤内民地になるんですが、ある一定量の減災も含めてですけれど、新しい考え方に基づいて、その取組をしていきたい、それで、マップも示されているわけですが、しかし、いろんな規制がございますので、その辺が、各市町の考えにズレが出てきているんじゃないかな、と、乖離が起きているな、と。
 ですから、これもやはり、十分、現地に、知事はいつもおっしゃるんですが、「現場主義や現場主義や」とおっしゃるんですが、それこそ本当に、知事自らが、足を運ばれて、そして、市町と十分議論を積み上げていただくことが大事やないかなと、当然、条例も制定していきますので。
 知事の考え方も、一つの手法としては、考えられることかな、というふうには思います。

記者
 そこで、議会というか、流域治水でも市町と十分協議して、というような形で、流域治水そのものの問題点とかですね、そこを棚上げしておられるような気がするんです。それは、はっきりと議会としても、だめならだめと、いいならいいと、はっきりと出していかれないと、市町村も困るのでは。県と市町村の在り方でやってるな、と、矮小化されてしまいますので、嘉田知事といじめてる市長、という感じになってしまってますので、議会としてはっきりさせることはないのか。

議長
 当然、議会として、どうあるべきか、という一定の方向付けは、今、御指摘あるように、していかなければならないと思います。時間だけ、むやみに費やしているということは、許されないという部分があるんですが、非常に大きな課題でございますので、一朝一夕に、こう結論出しなさいよ、ということには、なかなかできない部分があるんですよ。
 ですから、やはり、慎重に慎重を期してやっていかなきゃならん、ということで、今日まで特別委員会も設置して、それに取り組んできた、と、そういう経過を、私は大事にしていきたいな、と。しかし、おっしゃるように、やはりコンセンサスを得ながら、イニシアティブをとるというときは、とらなければいけませんけど、それはそういうふうに思ってます。

副議長
 流域治水で、市町、市あたり言ってるので、県に足らない部分があるんですが、今の河川の、10分の1対応とかもあるんですが、琵琶湖に流れるんですね。この水位によって、一定量の降雨があっても、河川断面を見ますと、流れが変わってくるという。ただ、その降雨量だけで決めてる部分もありますし、県の一級河川についても、上流でショートカット等やってきてますね。そうすると、同じ河川であっても、30分の1対応できるような所もあるけど、10分の1対応やと。ところが、市町が権限いただいて開発かける場合に、調整池等の問題も出てきますね。そこで、また、県と意見の食い違いが出る、とか、今、議長が言われたように、議会が力を入れないといけないのですが、いろんな角度から言うと、降雨量だけでも見られない、そうすると、洗堰の調整問題もそこに入ってくる、という、大きい問題も出てきますんで、お聞きしたことは十分に前向きに、議会も取り組まないといけない大きな案件の一つと思うんですけど。

記者
 議長のおっしゃったのは、あくまで本会議の場で、という限定付きですか。それとも、委員会とかも含むのですか。

議長
 委員会は、議員ですけど、「委員」です。ですから、常任委員会にしても、特別委員会でも、今まで全部「委員」です。何々委員、と。まあ、答弁者の方が、「先生」と、先ほど、副議長がおっしゃったように、そういう形で呼称してますけど、委員会はあくまでも「委員」です。本会議で「君」とか「さん」でしたんで、それよりも「議員」として統一した方がいいんじゃないか、と。委員会は、あくまで何々委員という形で、と思っています。

記者
本会議で、各議員さんを「さん」とか「君」とか呼ばれる時というのは、基本、議長が各議員さんを呼ぶときに、今までだったら、誰々君とか誰々さんとか呼んでいたのを統一するということですか。

議長
 「議員」と。私だったら「32番、宇賀議員」という形で、統一させてもらう、と。

記者
 場面としては、議長が議場にいる議員を指名されるときだけですよね。

議長
 そうです。各委員会は、何々委員でいきますので。そういうことです。
 皆さんには、格別にお世話になりますけど、この一年、一つよろしくお願いいたします。ありがとうございました。

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