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平成26年(2014年)7月18日(金) 正副議長の記者会見

1 場  所   議会運営委員会室
2 出席者   赤堀議長、山田副議長
3 内  容   平成26年7月定例会議を迎えるにあたって


正副議長の記者会見

4 会見内容

議長
 去る平成26年7月15日に、本県の選挙管理委員会の三宅忠義委員が、公職選挙法違反の疑いで逮捕されたということにつきましては、7月16日にも私のコメントを出させていただいておりますが、これまでからも継続しております議会改革の中において、より良い選出の在り方について、研究をしていく必要があると考えておるところであります。

去る平成26年7月13日執行の滋賀県知事選挙は、内外にわたり激動する厳しい社会経済情勢の中で、今後4年間における、真の県政を託するにふさわしい代表者を選ぶという、極めて重要な意義を有する選挙でありました。当選されました三日月知事にはまず、「御当選おめでとうございます。」と申し上げる次第でございます。

また、県知事選挙に合わせ、滋賀県議会議員補欠選挙が執行され、栗東市選挙区では竹村健(やすし)氏が、湖南市選挙区では生田邦夫氏が当選をされ、新たに滋賀県議会議員となられました。両議員には「御当選おめでとうございます。」とまず申し上げるとともに、歴史と伝統に培われたこの滋賀県議会において、県民の負託に応える県政の実現のために更に活躍し、尽力をしていただくことをお願いしたいと思っております。

7月25日から8月12日の19日間の予定で7月定例会議が開催されます。今回の定例会議は当初、6月に「定例会議」として開催の予定であったものを「臨時会議」として開催し、今回、新知事就任後の当初の定例会議を「7月定例会議」として、改めて開催するものであり、更に、過去からの議会改革の実践の一つとして、議会機能の強化と議会運営の充実を図るべく、本年度から導入の「通年議会」における初めての「定例会議」でもあり、大きな意義があるというふうに思っておるところでございます。

 また、新知事から今後4年間における県政運営に係る所信が示される機会であり、これを議会として、県民の立場で質疑、議論する極めて重要な意義がある会議でもあると思っております。

 地方自治における二元代表制の下で、共に県民を代表する議会と知事が切磋琢磨し、議会において県民福祉の向上と県政の発展のための闊達な議論が交わされることを通じて、時代に適合した滋賀らしい自治を実現したいと考えており、議会と知事がともに緊張感のある関係を維持しつつ、一方では協働して自治体運営に当たることが求められているところであると考えております。

 今後とも住民を代表する議会として担うべき機能、役割を適切に果たしつつ、県民の皆様方の期待に添うべく一層の努力を続けるとともに、公正公平な議会運営に努めてまいりたいと思っておるところです。

 なお、真夏における議会の開催は、前知事の就任1期目、最初の定例会であった「平成18年7月定例会」以来8年ぶりとなる会議でございます。

 最後に議会からのお知らせということで、来る8月25日には、「近畿2府8県議会議長会」を琵琶湖ホテルにて開催することになっております。

 今のところで区切りとさせていただきます。

副議長
 新しい知事が誕生したわけで、これからの県政の発展にいろいろ期待している部分も多いですが、まずは記者の皆様方に聞かれたことに対し、お答えしたいと思います。

記者
 先ほど、議長がお話しいただいた内容とも重なるのですが、新知事に期待することはなんでしょうか。

議長
 新知事に期待することは、彼が政策集というものを出しておられて、それを基本にして彼は彼の理想として描く、滋賀県の県政の発展のために、過去の国政での経験を十分いかしながら、県の発展のために尽力してもらえるものと期待をしておるところです。

副議長
 10年の国政の経験をもとに、先の嘉田知事になかったところとして、代議士10年の経験は大きいところになると思いますが、それと「もったいない県政」を引き継ぐと言われているのですが、少しバランスの取れた、インフラだけに力を入れるのでもなく、インフラからもったいないということで手を引く、また、それもバランスを欠いていると思うので、県民また学者などの方々から見ても、バランスの取れたそのような県政を目指していただきたいと考えています。

記者
 議長、副議長、お二方とも自民党系ということで、選挙では小鑓さんを応援されていたと思うのですが、8年前と同じように議会の構成が再びねじれるような形となり、このあたりの運営で心掛けること、向き合い方をどのように考えていらっしゃいますか。

議長
 議会議員としては、それぞれ県民を主体とした公正公平な立場で、それぞれが良識ある議員として選出されております。そうした中でそれぞれのイデオロギーに違いはあれ、やはりこの県議会の席に就いていただいているということは、目的なり本心は、やはり県政の発展と県民の幸せという思いで、この議会で審議なりあるいは討論なり、決定事項は決定するという思いで政治活動をしておるわけでございまして、公のところでそれぞれ合議制で行われている以上、偏った状況にはならないと私は信じております。

記者
 副議長も選挙では小鑓さんを応援されていたと思うのですが、議会の運営で受け止める部分はどういったところでしょうか。

副議長
 選挙だけを考えますと国政の1年半前の衆議院選で自民が圧勝したと、その時には大きな風が吹いたとか、これは国政であったが県民の審判が下された。今回、そのような中で、知事が今の政権下の流れから外れたというか、そのような状況の中から誕生したわけですが、やはり県民に選ばれた以上は、二元代表制の下に意見、議論が当然されると思う。議長を支える副議長の立場としても、公正な議会であるべきということは根本で考えておりますので、そのような運営になっていくように努力をしていくつもりでございます。

記者
 議長から最初、選挙管理委員会委員の選び方について研究をしなければならないという話があったが、現状の政党推薦を受けるという制度を少し改めたほうがよいという認識なのでしょうか。

議長
 今、選挙管理委員会委員が逮捕されたということを現実に踏まえながら、やはりこういう各政党で推薦をして出していくというのは、果たしてそれがいいのか、あるいはこれを一つの契機として、選び方をもう少し広く枠を外した中で、どういう方法で選んだらいいのか、その辺はあと残り我々9か月でございますが、その中で早急に議会改革検討委員会にて結論を出すというのは時間的にも無理がありますので、9か月後の選挙で選出された議会で引き続き検討したいという思いでございます。今すぐの結論をということではなく、さらに研究して、これは課題として残していきたいと思っております。

記者
 今、三宅委員から辞任の申し出があったとして、新しい委員を選ぶということになったとしても、現時点で選び方から変えるというところまでは、考えておられないということでしょうか。

議長
 はい。

副議長
 議長とも話をしていたのですが、不祥事は今いろんなところで起こっていまして、例えば警察官であってもセクハラがあったり、飲酒で事故を起こしたり、そのようなことはその中の考え方というか、指導の在り方であって、選出方法もあるとは思いますが、すべて選出方法の責任ではないだろうということであります。今、置かれている選挙管理委員会には悪いが、委員長の下で4名の選挙管理委員会委員がいらっしゃいますが、委員長をずっと務めた経験の深い人ですので、選挙管理委員会の中で、記者発表にあったように、十分に今後、また体制等については協議をやっていただきたいなと考えています。選出方法については、今、議長が言われたように、議会改革の流れの中で、やはり考えてはいかなければならないし、早急にできれば望ましいが、それでだけで収まるものでもないと話しをしていたところです。

記者
 ちょっと横道にそれるのかもわかりませんが、この議会が新しい議会になって、どういう雰囲気になるのか分かりませんが、ヤジが激しくなった場合、どうされますか。

議長
 これは常識の範囲で、ヤジの問題、世間でお騒がせをしていますが、私どもの議会そこまで逸脱というか、常識から外れる様なことは無いと私は信じております。

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