本文へ移動

現在位置 :トップページ請願一覧 › 教育予算の増額で、子どもたちに行き届いた教育を求めることについて

教育予算の増額で、子どもたちに行き届いた教育を求めることについて

請願第1号 教育予算の増額で、子どもたちに行き届いた教育を求めることについて

受理番号
請願第1号
受理年月日
平成29年2月21日
付託委員会
文教・警察常任委員会
継続審査状況
議決年月日
議決結果
不採択
紹介議員
藤井 三恵子
杉本 敏隆
節木 三千代

内容

受理番号:請願第1号
 教育予算の増額で、子どもたちに行き届いた教育を求めることについて

【請願事項】
1 小・中・高の学校の全学年で35人学級を完全実施し、そのために必要な教職員をふやしていただきたい。また、30人以下学級に踏み出していただきたい。
2 県立学校の老朽化した卜イレや施設の改修・改善、空調設備の完備の教育予算をふやしていただきたい。
3 学校納付金・給食費・学用品への助成、高校無償化の復活、高校生に対する就学援助制度創設、「奨学のための給付金」の受給要件拡大など父母負担の軽減に努めていただきたい。
【請願の趣旨および理由】
 1について、1学年1学級で36人以上39人以下の学級では、子どもに目が行き届かないと教職員から悲鳴があがっている。世界に目を向ければ、欧米では1学級30人以下が当たり前である。まさに少人数学級は世界の流れである。滋賀県でもぜひもうー歩前に進めていただきたい。
 多様化する児童・生徒の対応、学級事務などは、少人数学級のほうが軽減され、一人一人の子どもに目が行き届くというのは周知の事実である。次代を担う子どもたちのために、思い切って教育費を増額し、小中高の学校の全学年で35人以下学級を実施していただきたい。
 2について、県立学校のトイレは、古い、汚い、臭う等劣悪な環境が放置されたままとなっている。高校のトイレは、生徒たちの家庭でほぼ見られなくなった和式トイレが一般的で、洋式トイレは生徒200人に1個程度しかない。中には、老朽化で配管を高圧洗浄することさえできない高校もあり、卜イレの改修とあわせて配管の改善も急務である。
 また大半のHR教室に空調設備がない。近年の夏の暑さは、数十年前とは比べものにならない。授業に集中できないだけでなく、熱中症の心配すらあることから、エアコンの設置や改修が必要である。
 3について、子どもの貧困率は16.3%、一人親世帯の貧困率は54.6%と過去最悪になっている。教育費の保護者負担は、家計を圧迫し、父母・県民に重くのしかかっている。そこで小中学生の給食費・学用品への助成を県として実施していただきたい。
 また高校生になると小中学生のときの就学援助制度が適用されない。ぜひ小中学生同様の準要保護世帯への同制度の創設をしていただきたい。学校納付金、学用品は大変高額である。低額化できないのであれば助成を県として実施していただきたい。さらに高校無償化の復活、「奨学のための給付金」の受給要件拡大など父母負担の軽減に努めていただきたい。

会議録

Copyright © Shiga Prefecture. All rights reserved.