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件名

請願第3号 米陸軍との実動訓練(オリエント・シールド)の中止を求める意見書の提出を求めることについて

受理番号

請願第3号 

受理年月日

令和6年6月25日

付託委員会

付託委員会
総務・企画・公室常任委員会

本会議議決結果

議決日
令和6年7月12日
議決結果
不採択

紹介議員

中山和行
節木三千代

内容

【請願趣旨】
陸上幕僚監部は6月21日、7月18日から26日まで、アメリカ陸軍との実動訓練(オリエント・シールド24)の実施概要を発表した。
オリエント・シールドは、アメリカ陸軍と陸上自衛隊が毎年実施している国内最大規模の実動訓練であり、今回の訓練場所は、饗庭野演習場、矢臼別演習場、伊丹駐屯地等と発表され、実施目的として、陸上自衛隊及び米陸軍の部隊が、それぞれの指揮系統に従い、共同して作戦を実施する場合における相互連携要領を実行動により演練し、共同対処能力の向上を図るとしており、饗庭野での19回目の日米実動訓練になる。
饗庭野演習場で行われた自衛隊の演習では、演習場外に砲弾が着弾する重大事故が2015年から2021年までに4度発生している。とりわけ、前回(2021年)のオリエントシールドの訓練期間中には、120o迫撃砲弾が演習場外に着弾するという大事故が発生したにもかかわらず、日米共同訓練が継続された。人命よりも軍事訓練を優先する姿勢は断じて容認できない。
今回の訓練では、新配備の16式機動戦闘車や戦闘ヘリからの実弾射撃訓練ばかりか、再三事故を繰り返しているオスプレイの参加が見込まれるなど、かつてなく危険な訓練となる可能性が強まっている。
しかも、4月に開かれた日米首脳会談の共同声明において「作戦及び能力のシームレス(切れ目のない)な統合を可能にし、平時及び有事における自衛隊と米軍との間の相互運用性及び計画策定の強化を可能にするため」に「それぞれの指揮統制枠組みを向上させる」としている。自衛隊が米軍の事実上の指揮下に組み込まれることになる。
その中で行う訓練は、憲法違反の「敵基地攻撃」にとどまらず、国連憲章違反の先制攻撃に道を開くものに他ならない。
この危険な日米共同訓練の実施に、地元住民はこれまで以上に不安を感じ、訓練の中止を強く求めている。
よって地方自治法第99条に基づいて、国に下記の意見書を提出するよう請願する。

【請願項目】
米陸軍との実動訓練(オリエント・シールド)の中止を求める意見書を国に提出すること。

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