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平成31年(2019年)2月8日(金)

4 会見内容

川島議長
 皆さんどうもお疲れ様でございます。
 2月定例会議を迎えるに当たりまして、私から一言申し上げます。
 2月15日から3月15日までの29日間の予定で開催されますけども、今回の定例会議は、現職の議員の任期中最後の定例会議になります。平成31年度の当初予算を審議するという意味でも重要な議会でございます。地方自治におきましては二元代表制でございますので、知事、当局から提案された議案、予算案も含めてですけども、慎重審議をする場として、議員も緊張感を持って臨みたいと思っておりますので、その議会の場で闊達な議論が交わされていくことを期待したいと思います。
 
 この1年間の感想ということでまず、お話をさせていただきます。
 昨年の4月25日に、招集会議で第98代の議長を拝命いたしまして、これまで3つの定例会議を行ってまいりました。
 特に、災害が多かったなというのが印象として残っております。大阪の北部地震から始まって、米原の竜巻もありましたし、7月の豪雨、それから台風21号、それぞれ大きな被害がありました。こうした被害に加えて、夏の酷暑ですね。「災害級の酷暑」と言われたような酷暑があったということで、それぞれ、定例会議の初日に被害の復旧やエアコン整備に係る予算案を即決したということもありました。
 様々な災害、今までは滋賀県では災害が少ないと言われてきたんですけども、21号台風でもそうでしたし竜巻もそうでしたけども、滋賀県でも大きい災害が起こり得るということは、今まで以上に災害対応というものをもっと注視をしていかなくてはいけないですし、重要施策の一つに、もっともっと上げていかなくてはいけないのかなと思っております。
 それと併せてですが、基本構想の改定ですね、これが今回の定例会議に出てきます。
 それから琵琶湖の保全・再生、それから利活用、この3回の定例会議でも、これに関する質問は多かったと思います。特にマイクロプラスチック問題に関して、質問がいくつか出されたと思います。この琵琶湖に関しても、今まで富栄養化防止条例でありますとか、せっけん運動等々ありましたが、昨年、国の方で保全の法律ができて、それを受けて、やはり新しい局面も含めて、滋賀県として何ができるかというのをもう一度作っていかなくてはいけない、そういう時期かなと思っておりますので、これは来年度以降になりますけども、琵琶湖に関して、もう少し突っ込んだ議論をしていかなくてはいけないのかなと思います。
 それから2024年の国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会ですが、先月になりますか、彦根の運動場の土地の目途がついたというお話がありました。一定ほっとするところでもありますけども、ただ、計画自体は1年くらい遅れていますので、これからまた迅速な対応をしていかなくてはいけないということと、全体像として、まだまだ、プールと体育館が残っておりますので、この詰めをやらなくてはいけないなと思います。
 美術館に関して、これも知事の方で、今までのやり方、新生美術館という形は断念するという話がありました。今後どうするかといったことは、もうちょっとしないと具体像が見えてこないんですけども、今まであったあり方自体、もうちょっと検討していかなくてはいけないですし、今後に関しても、一度フラットな状態で検討した方がいいのかなとも思っております。
 それぞれやはり財源が重要になってきますので、国民スポーツ大会と美術館、そういった施設整備も含めてですけども、財政状況も踏まえて、どういう対応をしていくのか、というのが大事なところだろうというように思います。
 また昨年は、ミシガン州との50年、それから湖南省との35年という節目の年でもありました。私も両方の州と省に訪問してまいりまして、それぞれ友好でありますとか、それぞれの絆でありますとか、そういったものを深めてきたところでもあります。
 相互理解を深めていくということは非常に大事なことでもありますし、再来週ですか、ミシガン州のビールであるとか、物産ですね、それを「ここ滋賀」で販売するというようなこともありますので、こういったお互いの省・州との関係を深めていくというのは、一般県民レベルでの交流もそうですけども、草の根外交というのは非常に大きいものがありますので、こういったものをより一層深めていかなくてはいけない。周年事業を通してでもありましたけども、今後はこういったことをきっかけに、もっと活発にできるようにならないかなと思いますので、これは議会としても積極的に関わっていきたいと思っております。
 
 私からの話題はこんなところでありますが、別の件でも結構です。またご質問があれば、おっしゃっていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
 
記者
 今回の当初予算について、感想というか、説明を受けられた印象というのはどうですか。

川島議長
 当初予算と補正がセットになるのですが、やはり国土強靭化の部分で、土木関係、特に河川、これに関してだいぶん予算がつくというのは、ありがたいと思います。このところずっと滋賀県はそういったところが弱かったので、河川整備をだいぶん進めることができるかなということでは、歓迎したいところですけども、あとは工事の段になったときに事業者がこれをできるようにスムーズに、円滑に執行できるようにするというのがこれからの課題かと思います。
 それからあとは教育のところに関して、もうちょっと教育予算、頑張ってもらってもよかったのかなという感じがしているんですけれど、まあそれは、工夫をされるのかと思いますが。
 全体的にここ数年、予算規模が段々と上がってきているので、税収が増えているというのはプラス面でもありますが、来年度、ちょっとまだ不透明なところがあるので、やれるときにやるべきことをきちっとやっておかないとだめだろうなと思います。
 
記者
 知事は、健康とか、安土城ですが。

川島議長
 安土城は、予算がああいう感じだったら議会としては見守るしかないなという感じがするんですが。特段あれでものすごく動くかといったら、動かないですね、あの予算では。観光の方にシフトしているので、そういった意味では、検討予算自体は十何万円くらいですので、安土城に関しては見守るぐらいしか言いようがない。
 それで言えば「麒麟がくる」と「スカーレット」の方を相当力を入れていかないといけないかなと思います。これは市との関係もあるけれども、大津市と甲賀市あたりは力を入れてくれると思うのですが、そことの絡みで県が何をするかということになるのかなと。「お江」のときとか「秀吉」のときと同様に、やっぱり観光客が増えますので、それにどう対応するかといったことをやる必要があるのかなと。大津の方がどれくらいやるかだと思いますけどね。

記者
 個人的な思いになりますが、安土城ってどうあるべきだと思われますか。

川島議長
 安土城って、どんと建って、3年ぐらいですか。信長がいて、信長が本能寺で殺されて、明智光秀が安土城を焼いてという、その歴史的な背景からすると、あの城跡を見ていると「ああ、こういう歴史があったんだな」ということが見えるじゃないですか。その城跡に城を建てるというのは、ちょっとね。それが例えば戦争くらいのときまで残っていて、戦争で城が壊されたみたいな話だったら、再建するというのもそれはそれでありかなと思うんですが、そのときの歴史背景からすると、光秀が焼いて、信長がここにいてこういう城があってというのを感じるのが歴史のロマンではないかなというのが私の印象です。
 いずれにせよ安土城を再興したいというか、復元したいという思いの人は近江八幡や安土の人には多いんですよね。そういった人たちにどういう説明をするんだろうなというところだと思います。やろうと思ったら3百(億円)ではきかないでしょう。4〜5百(億円)くらいかかるとも言われていますし、本当に木造でやったらそれくらいになるし、なかなか大変な事業だなと思いますね。

生田副議長
 三日月県政を4年間見てきて、決断しなければならない課題がたくさんあったと思うんですね。議会もそうかも分からないですけど。それに対して的確に、即決というか、この時期にこういう結論を付けなければならないというのが先送りになっている重要な課題が多いように思います。

川島議長
 知事は、基本的にみんなの話を聞いて何かしようっていうところが強かったのかな。そうするとその決断がワンテンポ遅れる部分が出てきてしまったという感じでしょう。それは丁寧さを求めたんだろうと思いますがね。

生田副議長
 ありますね。それはあると思う。

記者
 具体的にはどんな場面ですか。

生田副議長
 例えば美術館とか、隣の医療福祉拠点。
 もう一つ言うなら、滋賀県というのはぬるっとしたところで、収入もあるし、そんなにあくせくとしなくてもいい。国に頭下げながら国の言うことを聞かない部分があっても、それほど県にとって影響しないという、ぬるっとしたところ。地の利があって。それにもうちょっと、行政としては方向付けをするのに汗をかいてもいいのではないかなという思いはありますね。


川島議長
 今まではそれでよかったんですけど、これからはそうはいかなくなるので、そういった意味では行政手腕というのは今後ものすごく問われると思いますよ。


記者
 そういう中で、議会としては今後、どういうことが求められてくるでしょうか。

川島議長
 当然、チェックはチェックでいいんですけど、政策立案があると思う。議会として、議長がどうということではないけれど、それぞれの議員がどういう政策立案をしてくるかだろうと思います。当局と違ってスタッフが全然いないので、ぎちっとしたものはできないけれども、こういうのはどうだろう、ああいうのはどうだろうというところで、いろんな政策立案能力を高めていくというのは、今後の議員と議会にとっては大事なところになってくると思います。
 言われたことをチェックするというだけではなくて、こっちからものを作っていくという作業がどんどん重要になるのではないでしょうか。

生田副議長
 二元代表制というけれども、二元代表制になってない。自分たちの責任もあるけども、私はそう思っています。議会の方が弱い。

記者
 今回の任期中に、三日月知事の方が強いと感じたことは具体的にありますか。

生田副議長
 執行権を持っている。言うことを聞かないことですね。最後はやっぱり執行権を持ってないといけないですね。

川島議長
 そもそも議会に執行権はないから、それは難しいですね。議会が持つ権利がある。それを最大限に活用しないといけないでしょうね。

生田副議長
 私ずっと思っているんですけど、議員同士で議論をしたいですね。自民党会派内もそうだし、会派外も含めて。委員会も、帳面消しで終わらせないためには、議員の力を強めないといけない。それはいろいろとやり方があるのではないか。上滑りで終わっている。議員同士の議論というものはなく、執行部に対して問いただすということしかない。

記者
 3月から4月にかけて選挙があって、それを控えた中での最後の議会だということですけど、今回提出される議案、予算案の中で、時間がかかりそうだというものはありますか。
 新年度予算案は、スムーズにいきますか。

川島議長
 スムーズにいくかどうかは、議論の流れの中での話でしょうけど、まあ、これからではないですか。
 否決するかどうかは最終的なみんなの判断ですから、ここで私があるとかないとかいう話ではないですけれど、それはやはり皆さんが議論をこれからする中で、どういう判断が出るかということではないですか。
 始まる前ですしね。始まる前からこれ可決、これ否決というのはちょっとおかしいですからね。

記者
 今任期中に始められた通年議会というのは、どう感じておられるんですか。

川島議長
 定例会議がありますが、台風とかもありましたから、臨時議会とかも思ったんですけど、結局、予算の組立てとか何だとかやっていると、次の議会が始まっています。だから通年議会という意味での機能が発揮されたかというと、ちょっとそこまではいかなかったかなという感じですね。ただ通年議会は、いつどこで臨時議会を開いてもいいということだから、今年はなかったにしても、今後、そういう場面があるかも知れないので、これはこれでいいと思います。

記者
 先ほど、先送りにしているとかいう話があって、あと、みんなの意見を聞くという話をされましたけど、その中で、大戸川ダムについては、自民の先生方の話を聞いて、チームしがの話を聞いて、みんなの話を聞いて進めようとするからなかなか進まないという印象があるんですけど、その点はどうですか。

川島議長
 今、勉強会をやっているので、勉強会の結論がどう出るかということを踏まえての話になりますから、知事は、大戸川ダムに限らず他のことでも、ある程度それぞれの意見を聞いてどうしようかということだろうと思うので、大戸川ダムに関してはまだ、結論を現時点で出すべき時期ではないですね。まだ勉強会が終わってないですから。

記者
 勉強会は年度末までに3回目が終わるということですので、それが終わった時点で、議会にまた話があるでしょうし。

川島議長
 その勉強会の中身をまとめて、どういうふうにするかでしょう。それはまた4月の改選以降でしょう。
 
記者
 そうですね、それ以降ですね。ということは、それからまた話があるので、だいぶん時間かかりそうですか。

川島議長
 どうでしょう。知事がその判断をどのタイミングでするかというところでしょう。それは勉強会が終わって1年も2年も空けるわけにはいかないでしょう。それは当然早い段階で、勉強会の結論というのは出さなければいけないのではないですか。

生田副議長
 2期目に入ったんですし、1期目のしがらみというものは、ちょっと2期目に入ったら薄まるでしょう。それと、時間の経過とともに方向転換しようかなと、恐らく知事も思っているでしょう。タイミングを見計らっているでしょう。


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