この度、私どもが、歴史と伝統に培われた滋賀県議会の第105代議長ならびに第116代副議長の重責を担うことになりました。その使命と職責の重大さを痛感し、身の引き締まる思いです。
さて、本県を取り巻く状況ですが、少子高齢化に伴う人口減少への対応や、激甚化・頻発化する自然災害への備え、また、長引く物価高騰に対する経済対策など取り組むべき課題は山積しており、本県が、今後も発展し続け、魅力や活力にあふれる持続可能な滋賀を実現するためには、こうした課題にスピード感を持って取り組んでいかなければならないと考えております。
加えて、令和7年2月定例会議において、防災対策を総合的に推進する「滋賀県防災対策の推進に関する条例」が議員提案条例として制定され、県民の生命と財産を守るという県の重要な使命に改めて思いを強くしているところです。
また、4月13日には大阪・関西万博が開幕しましたが、今年は、いよいよ「わたSHIGA輝く国スポ・障スポ」が本県で開催されます。万博で示された新技術の活用や国スポ・障スポ大会を通じて得られるレガシーなど、未来に向けた取組が加速する年であるとも考えております。
滋賀県議会といたしましては、県民の皆様の声を真摯に受け止め、常に県民の皆様の生命と財産を守ることを最優先に考え、二元代表制の一翼を担う機関として、監視機能や政策立案機能の向上に努めつつ、活発な議論を行ってまいります。
今後とも、皆様の格別なる御支援と御協力をお願い申し上げ、就任の御挨拶とさせていただきます。