意見書第3号
平成4年産米の政府買い入れ価格に関する意見書
稲作農業は、米の市場開放圧力が一段と強まる中で、ここ数年来の価格の引き下げによって生産費を割り込み、生産意欲を失いつつあるのに加え、担い手の高齢化と減少というかつてない厳しい状況にある。
こうした中にあって、本県の稲作農家は、農業の先行き不安を抱えつつ、水稲と転作を通じ、何とか農業生産を続けようと懸命の努力をしているところである。
よって政府におかれては、稲作農家が希望を持って生産に打ち込めるよう米価算定方式を改め、平成4年産米の政府買い入れ価格は現行価格を引き上げられるよう強く要望する。
以上、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。
平成4年6月22日
滋賀県議会議長 桑 野 忠
(宛先)内閣総理大臣 大蔵大臣 農林水産大臣 経済企画庁長官