意見書第2号
抜本的な政治改革の速やかな実現を求める意見書
佐川急便事件など一連の政治家への献金疑惑は、政界の構造的腐敗体質を如実に示し、国民の政治不信を高めている。
かかる状況下での今回の巨額脱税容疑による金丸氏の逮捕は、国民の政治に対する極度の不信を決定的なものにした。
こうした国民の政治不信を払拭するためには、疑惑内容の徹底究明を行うとともに、政治改革を実現することが急務である。
よって政府におかれては、選挙制度の改革、公職選挙法の改正、政治資金規正法の強化、政党助成法の制定等、抜本的な政治改革の断行を速やかに実現されるよう強く求める。
以上、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。
平成5年3月25日
滋賀県議会議長 桑 野 忠
(宛先) 内閣総理大臣 自治大臣 総務庁長官