意見書第14号
地方バス路線運行維持対策に関する意見書
本県において、地方バス路線は、地域住民の生活に必要不可欠な公共交通機関であるとともに、県土の均衡のとれた交通体系の整備を進める中で主要幹線へのアクセスとして極めて重要な役割を担っている。
一方、過疎化の進行と自家用自動車の普及による輪送人員の減少、人件費の増高等によって、地方バス路練を取り巻く環境は厳しさを増しており、その運行維持は大きな課題となっている。
よって政府におかれては、高齢者や通学者などの交通弱者を初めとする地域住民の生活の足を確保し、地域における人口の定住化を推進するため、地方バス路線運行維持対策要綱の大幅延長を図られるとともに、同要綱に基づく国庫補助制度の拡充強化について特段の配慮をされるよう要望する。
以上、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。
平成5年12月17日
滋賀県議会議長 田 中 雄
(宛先) 内閣総理大臣 大蔵大臣 運輸大臣