意見書・決議の詳細情報

番号

意見書第9号
(平成13年)

議決年月日

平成13年10月5日

結果

可決

本文

意見書第９号

　　　　　　高規格幹線道路の整備促進に関する意見書

　今日の我が国は、少子高齢化の急速な進行、産業構造の急激な変化、長引く経済の低迷の中での多額の不良債権の早期処理など多くの解決困難な課題を抱え、抜本的な構造改革を迫られている。
　一方、我が国の持続的な発展には、ひと、もの、情報の円滑な交流が不可欠であり、交流の時代にふさわしい県土づくりを目指している本県にとって、地域間交流の骨格をなす高規格幹線道路である第二名神高速道路や地域高規格道路の名神名阪連絡道路の整備促進は特に急務である。
　しかしながら、国における特殊法人改革に関して、高速道路等の建設中止や直轄事業化等の見直し案が提起されるなど、本県にとって憂慮すべき事態が生じている。
　特に、一部供用開始が目前となっている第二名神高速道路にとって、見直し案が採用されると、これまで早期開通に向け多大な協力をいただいた地元関係者をはじめ県民の熱い期待を裏切るだけでなく、第二名神高速道路を前堤として県が施工しているアクセス道路や各地域において推進中の各種事業や計画が頓挫するなど、県民生活に大きな打撃を与えることとなる。
　よって、政府ならびに国会におかれては、２１世紀における国土の均衡ある発展に必要不可欠な社会資本であり、県の社会経済の健全な発展にとっても欠くことのできない高規格幹線道路等の整備が緊急かつ重要であることを深く認識いただき、第二名神高速道路等について、計画どおり事業を推進されるよう、強く要望する。

　以上、地方自治法第９９条の規定により意見書を提出する。

　　平成１３年１０月５日
　　　　　　　　　　　　　　　滋賀県議会議長　　黒　田　昭　信

（宛先）衆議院議長　参議院議長　内閣総理大臣　財務大臣　国土交通大臣

会議録