意見書・決議の詳細情報

番号

意見書第10号
(平成13年)

議決年月日

平成13年10月5日

結果

可決

本文

意見書第１０号

警察官の増員に関する意見書

　近畿圏、中部圏の結節点に位置する本県は、全国有数の人口急増県で、人口増加率は常に最上位に位置している。
　このような情勢を反映して、犯罪や交通事故は毎年増加し、過去最悪を記録しており、また、来日外国人等による組織犯罪や少年非行の凶悪化等警察事象は益々増大し、加えて琵琶湖における水上安全対策等処理しなければならない課題が山積している。一方、県民からも安全で平穏な日常生活を求める声が一段と高まっているところである。
　しかしながら、これらの情勢に対処する本県警察官の現況は、本年地方警察官９０名の増員措置がなされた後も、警察官１人あたりの人口負担をはじめ、刑法犯、交通事故等の各種業務負担率が全国上位に位置し、全国および近畿管区内各府県の平均を大きく上回る状態にある。
　よって政府ならびに国会におかれては、このような本県の特殊事情を十分勘案のうえ、本県警察官の大幅な増員が図られるよう強く要望する。
　以上、地方自治法第９９条の規定により意見書を提出する。

　　平成１３年１０月５日
　　　　　　　　　　　　　　　　　　滋賀県議会議長　黒　田　昭　信

（宛先）衆議院議長　参議院議長　内閣総理大臣　総務大臣　財務大臣　国家公安委員会委員長　警察庁長官

会議録