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意見書・決議の詳細情報

意見書第11号 WTO農業交渉、狂牛病対策等に関する意見書

番号
意見書第11号
(平成13年)
議決年月日
平成13年10月5日
結果
可決

本文

意見書第11号

WTO農業交渉、狂牛病対策等に関する意見書

 世界の貿易ルールを決めるWTO(世界貿易機関)の次期交渉は、本年11月の閣僚会議において交渉の枠組みが決められようとしている。
 しかしながら、現行のWTO農業協定は、農業の多面的機能や持続発展可能な食料安全保障の重要性が十分配慮されておらず、我が国の農業者にとっては不公正、不公平な内容となっており、また、現在発動されているセーフガード暫定措置についても、一定の成果はみられたものの、いまだ農業を取り巻く環境は深刻な状況にある。
 一方、国内において初めて狂牛病が発生したことから、現在、感染原因を究明中であるものの、市場、流通、消費の全分野において安全性への不安が広がっている。
 こうした状況下において、次期交渉において昨年12月の「日本提案」が支持され、また、さらなる実効ある輸入抑制措置が必要であるとともに、狂牛病の感染ルートを究明し、早急に事態打開措置を講じることが強く求められているところである。
 よって、政府ならびに国会におかれては、このような実情をふまえ、下記の事項について速やかに対応されるよう強く要望する。
                 記
1.WTO農業交渉について、昨年12月に決定した「日本提案」の実現に努め、本年11月の第4回閣僚会議において、一括受諾方式による包括交渉に農業を位置付けること。
2.セーフガードについて、実効ある輸入抑制措置を講じ、国内生産と流通面における諸対策を講ずること。
3.狂牛病対策として、家畜防疫に係る万全の対策、徹底した消費者対策、および継続した財政措置対策等を講ずること。

 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

  平成13年10月5日
               滋賀県議会議長  黒 田 昭 信

(宛先)衆議院議長 参議院議長 内閣総理大臣 外務大臣 農林水産大臣 厚生労働大臣

会議録

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