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意見書・決議の詳細情報

意見書第20号 耐震強度偽装問題の全容、実態の解明と再発防止策の確立を求める意見書

番号
意見書第20号
(平成17年)
議決年月日
平成17年12月21日
結果
可決

本文

意見書第20号

   耐震強度偽装問題の全容、実態の解明と再発防止策の確立を求める意見書

 今回明らかになった耐震強度偽装問題については、国家資格である建築士が構造計算書を偽装し、官民の検査機関がそれらを見逃すなど、本来万全であるべきチェック機能が働かず、耐震強度の面で問題のある欠陥建築物が次々と建築、販売されたものであり、当該マンションを購入した住民を初め、近隣住民、さらには建物を建築、購入したすべての人が不安を抱く深刻な事態に至っている。
 よって、政府ならびに国会におかれては、国民の生命、身体の安全、財産を侵す事態の解決、改善に向け、下記事項について特段の配慮をされるよう強く要望する。
                記
1.当該建物の居住者を初め、近隣住民の安全および住宅の確保に万全を期すること。また、責任の所在と負担、賠償の割合を明確にすることを前提に、事態の緊急性にかんがみ、移転費、家賃および解体費の補助、税の減免など、公的支援を充実させること。
2.全容、実態の徹底解明こそ不安の解消、再発防止のための第一歩である。関係者の関与、行政の監督責任、民間検査機関の業務実態など、国、地方公共団体における全容、実態の解明に万全を期すること。その際、証拠の保全、資産の監視の徹底をすること。
3.建築士の資格制度のあり方、検査体制の充実、検査過程への監督および情報開示や性能表示の義務化を初めとする消費者保護など、再発防止のための対策を早急に講ずること。

 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

  平成17年12月21日
               滋賀県議会議長  冨士谷 英 正

(宛先) 衆議院議長 参議院議長 内閣総理大臣 国土交通大臣

会議録

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