決議第2号
県立高等学校の再編に関する決議
本県議会は、平成22年12月22日、「県立高等学校の再編について慎重な検討を求める決議」を可決した。
同決議は、再編計画が生徒や保護者をはじめとする県民の間に不安と動揺を与えていることに鑑み、拙速な議論に陥ることなく、県民合意の形成に向けた慎重な検討を行うことを県議会の総意として求めたものである。
しかるに、現状は、説明会の場では保護者から疑問や批判の声が続出し、関係市町からは公開質問状や再質問が相次いで出されるなど、決議が求める姿から程遠いものであることは、誠に遺憾と言わざるを得ない。
このまま県民や市町の理解を得ることなく事を進めるようなことがあれば、子どもと地域の将来に禍根を残すことは必至であり、本県議会としても看過できるものではない。
よって、県当局においては、今年度内の計画策定という方針に拘泥することなく、少なくとも今後1年以上の時間をかけ、更に慎重な検討とともに生徒や県民への説明、理解を十二分に得るよう、強く求める。
以上、決議する。
平成23年10月12日
滋 賀 県 議 会