意見書・決議の詳細情報
意見書第11号 国民年金法等の一部を改正する法律、被用者年金制度間の費用負担の調整に関する特別措置法の２法案の撤回を求める意見書
- 番号
- 意見書第11号
(平成元年) - 議決年月日
- 平成元年6月30日
- 結果
- 否決
本文
意見書第11号
国民年金法等の一部を改正する法律、被用者年金制度間の費用負担の調整に関する特別措置法の２法案の撤回を求める意見書
政府は、国会に標記の２法案を提出しているが、この年金改正案は、支給開始年齢を65歳に繰り上げることを初め、保険料の大幅な引き上げ、鉄道、たばこ共済など、赤字補てんのための被用者年金制度間の財政調整の制度化と同一給付、同一保険による単一の被用者年金制度の創設、20歳以上の学生に対する強制加入など、国民にその負担としわ寄せを押しつけ、国民の願いに反する最悪のものである。
国民高齢化社会に備えるを口実に消費税を強行した直後に年金改悪法案を提出したことは、断じて許せないものである。
よって政府におかれては、年金２法案を直ちに撤回するよう強く要求する。
以上、地方自治法第99条第２項の規定により意見書を提出する。
1989年６月30日
滋賀県議会議長 西 村 政 之
（宛先） 内閣総理大臣 大蔵大臣 厚生大臣
