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意見書・決議の詳細情報

意見書第28号 鉄道駅のホームにおける転落事故防止対策を求める意見書

番号
意見書第28号
(平成28年)
議決年月日
平成28年12月21日
結果
可決

本文

 視覚障害者がホームから転落し、電車にはねられ死亡するという悲惨な事故が相次いで発生している。
 鉄道駅のホームドアの設置については、平成27年度末で全国665駅において整備済みであるが、1日当たりの利用者数が10万人以上の駅では、251駅のうち77駅に止まっており、駅の安全対策として、列車との接触や転落防止に効果が高いホームドア等の設置が急がれる状況にある。
 また、ホームドア等が設置されるまでの対策として、視覚障害者がホームの内側を判別することができる内方線付き点状ブロックの設置も急がれるところであるが、平成27年度末で1日当たりの利用者数が1万人以上の駅では、前年度より増加しているものの、76.9%となっている状況にある。
 よって、政府におかれては、視覚障害者をはじめとして利用者が鉄道駅のホームを安全に利用できるように総合的な転落防止対策の検討を行うとともに、鉄道駅のホームの更なる安全性の向上を図るため、下記の措置を講じられるよう強く求める。

                       記

1 全ての鉄道駅のホームについて、危険箇所の実態調査を速やかに行うとともに、転落の危険性が高い鉄道駅については、速やかなホームドア等の設置を行うこと。
2 全ての鉄道駅で内方線付き点状ブロックの整備を促進すること。
3 一般旅客に対する誘導案内、視覚障害者への積極的な声かけ等の転落事故を未然に防止する対策を強化すること。

 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

  平成28年12月21日

                    滋賀県議会議長  野  田  藤  雄

(宛先)内閣総理大臣、国土交通大臣

会議録

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