意見書・決議の詳細情報

番号

決議第6号
(平成29年)

議決年月日

平成29年9月20日

結果

可決

本文

　北朝鮮は、平成29年８月29日に北海道の上空を通過する形で弾道ミサイルを発射し、さらに、同年９月３日に６回目となる核実験を強行した。
　こうした事態を受けて、同年９月12日に、北朝鮮に対して格段に厳しい制裁措置を課す強力な国連安保理決議第2375号が全会一致で採択されたところであるにもかかわらず、北朝鮮は、同年９月15日に再び北海道の上空を通過する形で弾道ミサイルを発射した。
　北朝鮮が国際社会の強い抗議と警告を無視して、我が国の上空を通過する形で弾道ミサイルの発射を強行し、さらに過去最大規模の核実験を強行したことは、許されざる暴挙であり、断じて容認できない。
　今回の核実験および累次の弾道ミサイル発射を始めとする北朝鮮の挑発行為は、我が国を含む地域の平和と安全に対する、これまでにない重大かつ差し迫った脅威であり、国際社会の平和と安全を著しく損なうものである。また、北朝鮮は、今なお拉致問題に関して不誠実な対応を続けており、解決に向けた進展は全く見られない。
　よって、本県議会は、北朝鮮に対し、厳重に抗議し、強く非難するとともに、核実験および弾道ミサイルによる更なる挑発行為を行わないよう強く求める。
　政府におかれては、関係国と緊密に連携し、国連安保理決議に基づく制裁措置の完全履行を含むあらゆる外交努力を行うなど、核・ミサイル・拉致問題の解決に向けて必要な措置を講じ、我が国の平和と国民の安全・安心の確保に万全を期すよう、強く求める。
　以上、決議する。

　　平成29年９月20日

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　滋　賀　県　議　会　　

会議録