2022年2月24日にロシアがウクライナへの侵略を開始してから1年が経過した。
この間、国連総会においては数次にわたり侵略を非難する決議を採択し、本年2月23日にはロシア軍の即時撤退とウクライナでの永続的な平和などを求める決議を採択するなど、国際社会は連携してロシアに対抗するともにウクライナへの支援を強化してきたが、未だ収束のめどは立っていない。
ロシアによる一連の侵略行為は、ウクライナの主権および領土の一体性を侵害するとともに国連憲章や国際法の原則に反する行為であり、断じて許容できるものではない。また、その影響はヨーロッパにとどまるものではなく、アジアを含む国際秩序を揺るがす重大な事態であり、本県としても看過できるものではない。
よって、本県議会は、ロシアによるウクライナ侵略に対し改めて厳重に抗議し強く非難するとともに、ロシア軍が即時に侵略行為を停止し、完全かつ無条件に撤退するよう強く求める。
政府におかれては、国際社会とも連携し、アジアを含む他の地域でも力による現状変更は決して許されないという意思を発信するとともに、あらゆる外交資源を駆使し、ロシアに対する制裁、ウクライナに対する人道支援を含め、国際社会の速やかな平和の実現に向けて全力を尽くされるよう、強く求める。
以上、決議する。
令和5年2月27日
滋 賀 県 議 会