イスラエルとハマス等のパレスチナ武装勢力との間では、武力衝突と停戦が長年にわたり繰り返されている。昨年10月7日にハマス等によるイスラエルに対するテロ攻撃が発生し、ガザ地区での戦闘が始まって以来、子どもや女性を含む多くの尊い命が奪われ、医療・教育・ライフライン・食糧確保など生活全ての面において、著しく危機的な人道状況にある。
この間、我が国も、議長国として開催したG7外相会議において、テロ攻撃を断固として非難することやガザ地区の人道危機に対処するため戦闘の人道的休止を支持するとした緊急声明を発表するなど、国際社会と連携して停戦に向けた努力をしてきたものの、地上作戦等によりさらに犠牲者が増え続けている状況は、本県としても看過できるものではない。
よって、本県議会は、民間人の被害根絶と安全確保に向けて、即時の停戦と人質全員の速やかな解放、人道支援活動が阻害されることのないことを希求する。
政府におかれては、国際社会とも連携し、ガザ地区の人道状況の改善、事態の早期沈静化に向けて外交努力を尽くされるよう強く求める。
以上、決議する。
令和6年6月28日
滋 賀 県 議 会