受理番号:請願第3号
乳幼児医療費無料化制度を拡大することを求めることについて
請願要旨
消費税・医療費負担が国民に重くのしかかり、先が見えない不況のもとで、若いお母さんたちは「家計が苦しい」「アトピー児を抱え医療費が大変」と乳幼児医療費無料化への願いは切実である。1998年1月現在、3歳未満児までの通院・入院とも医療費無料化を実施しているのは27都県で、市区町村段階でも2,379市町村、78.2%が医療費無料化制度を実施するに至っている。また、所得制限をしない100%無料化の実施は28都道府県で、現物給付は18都府県、6歳未満児までの入院の無料化は8府県となっており、「少子化」への対策としても多くの自治体で次々拡充してきている。
「厚生白書」によると理想の子供の数は2.6人となっているが、理想の数の子供を持てない理由は「育てるのにお金がかかる」「教育にお金がかかる」で5割を超えている。子育て中の若い世帯は収入が低く、社会的な支援策の強化が求められている。
ついては、子供たちの健やかな成長を社会的に保障し、若い父母が安心して子育てができるように、今の乳幼児医療費無料化制度を就学前まで拡大し、当面、早急に3歳未満児の医療費を無料化されるよう、下記のことを請願する。
記
1、乳幼児医療費無料化制度を就学前まで拡大すること。当面、早急に3歳未満児まで無料化すること。
2、乳幼児医療費無料化制度の拡大を求める意見書を国に提出すること。