受理番号:請願第3号
「森林・林業・木材産業基本政策の確立に対する意見書」の提出を求めることについて
請願要旨
森林は、国土の保全、水資源のかん養、自然環境の保全さらには地球温暖化の防止等の多様な公益的機能の高度発揮が求められている。
しかし、我が国の森林・林業・木材産業を取り巻く状況は、その採算性が著しく低下し生産活動が停滞するにいたり、森林の整備・管理が十分行なわれなくなるという問題が生じている。
本県では、近畿1,400万人の水源で優れた景観と豊かな生態系を誇る琵琶湖を擁し、その恵沢を次世代へと引き継ぐため、周辺森林の多様な機能の維持増進や木材などの再生産可能資源の循環利用を促進することが重要な課題である。
このため、森林・林業・木材産業の基本政策の確立と、その法体系の整備が早期に実現されるよう、下記事項について政府に対し意見書を提出されたい。
記
1.森林の多様な機能を高度に発揮させる総合的な森林整備施策の導入を図ること。
2.森林・木材資源の循環利用に留意した施策の導入を図ること。
3.森林の持続的な管理・経営を可能にする総合的な林業施策の導入を図ること。