受理番号:請願第8号
子供の医療費助成の削減をやめ、拡充を求めることについて
請願要旨
少子化対策の重要な施策として、全国各地で子供の医療費助成制度の拡充が進んでいる。本県でも一部自己負担を含む就学前までの医療費の無料化が実現したが、一層の拡充が望まれている。所得制限を厳しくすることは、ますます厳しくなる生活になお拍車をかけるものである。
子供を持つ若い親の生活実態は、今までにない厳しい状況にある。乳幼児期の子供は病気にかかりやすく、長期の療養を要する病気も増加しており、病気の早期発見と早期治療、治療の継続を確保する上で、医療費の助成制度は極めて重要な役割を担っている。
子供が病気のときにお金の心配をせず、病院にかかりたいというのは子育て中の親にとって切実な願いである。県下の地方自治体ではこうした声を受け、自己負担分を市町が肩がわりして完全無料化を実現したり、無料化の年齢を引き上げるなど、拡充に努力されているが、県が所得制限を厳しくすることで、市町の負担がふえ、今までのように助成できなくなることも予想される。
ついては、安心して子供を育てることができるように、下記の事項について請願する。
記
1.財政構造改革プログラムにおける子供の医療費助成の削減をやめること。
2.県の制度として、一層の拡充を進めること。
3.国に対して、就学前までの医療費無料制度の実施を一層求めること。