受理番号:請願第3号
市内電話料金の値上げと営業窓口の閉鎖について
請願要旨
郵政省は、7月30日、NTTが申請した公衆電話料金の値上げを認可した。
現行3分10円の市内通話を10月1日から1.5分10円に、来年4月1日からは1分10円にする等の内容で、この値上げは、電話を持てない生活保護世帯などの生活困窮者や障害者など弱い立場の人々、公衆電話の利用度の高い児童生徒、学生などの生活を直撃するものである。
同時に、一般の加入電話の市内電話料金の値上げに道を開くものであり、容認できるものではない。
さらに、NTTは県内の電話局営業窓口10カ所の閉鎖を早ければ今年度中にも実施する意向といわれている。長年街の電話局として親しまれ、唯一利用者とNTTが直接触れ合う窓口を地域自治体や住民に一遍の説明もなく閉鎖することは、法的にも公共性の高い企業として許されるものではない。
ついては、長引く不況下での家計を圧迫する市内電話料金の大幅な引き上げは認めないよう、また利用者軽視の電話局閉鎖計画を見直し、存続させるよう関係機関に対し意見書を提出されるよう請願する。