受理番号:請願第16号
ガット農業合意の批准を阻止し、日本の米と農業を守ることについて
請願要旨
さきの細川内閣は、昨年12月、3度の国会決議に反して、ガット・ウルグアイ・ラウンド農業合意の受け入れを決めた。
村山内閣をこれを受け、今秋の国会に協定の承認を求める法案を提出しようとしている。このことは、国民に輸入米を押しつけ、国内農家には減反を強制するなど、日本の米と農業つぶしの道である。
世界一の農産物輸入国である日本が、農業合意を受け入れなければならない理由はなく、また、今日ほど国民の主食である米の安全確保、国の全量管理、二重米価制度など国の食糧、農業政策の確立が求められているときはない。
ついては、下記事項について、政府関係省庁に対し意見書を提出されるよう請願する。
記
1.米の輸入自由化につながるガット・ウルグアイ・ラウンド農業合意に基づく協定の批准をしないこと。
2.減反政策をやめ、安全な食糧を国内で安定的に確保するための施策を実施すること。