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福島第一原子力発電所事故の原因の究明がなされていない中にあっては、福井県の定期検査中等の原子力発電所の再稼働を許可しないことを求める意見書の提出を求めることについて

請願第1号 福島第一原子力発電所事故の原因の究明がなされていない中にあっては、福井県の定期検査中等の原子力発電所の再稼働を許可しないことを求める意見書の提出を求めることについて

受理番号
請願第1号
受理年月日
平成24年2月22日
付託委員会
総務・企業常任委員会
継続審査状況
議決年月日
議決結果
採択(意見書提出)
紹介議員
粉川 清美
梅村 正

内容

受理番号:請願第1号
 福島第一原子力発電所事故の原因の究明がなされていない中にあっては、福井県の定期検査中等の原子力発電所の再稼働を許可しないことを求める意見書の提出を求めることについて

 2011年3月11日に発生した東京電力福島第一原子力発電所の連続爆発、炉心溶融(メルトダウン)事故は、発電所周辺地域のみならず、日本全国、世界に大量の放射能(放射性物質)を放出、拡散させ、海、大気、大地に甚大で深刻な放射能汚染を引き起こした。将来、がんを引き起こす危険性の増大など子供たちを初め、多くの人々や生物の命が脅かされている。
 この事故から既に1年近くたっているにもかかわらず、いまだ高濃度放射能汚染によって現場に人間が近づくことができず、事故の実態、事故原因の解明ができないばかりか、放射能流出をとめることすらできない状況が続いている。
 今回の原子力発電所の事故で明らかなことは、原子力災害は取り返しのつかないほど深刻で、広範囲に被害をもたらすということである。
 滋賀県は、14基の原子力発電所が位置する福井県と隣接し、福井県の原子力発電所が建てられている場所は多くの活断層が存在しており、いつ地震が起きてもおかしくない大変危険な地域である。
 国会が設置した東京電力福島原子力発電所事故調査委員会の調査結果は6月にまとめられる予定である。この調査結果を待たずして、国は1月18日、関西電力大飯原発3、4号機のストレステスト結果について「妥当」と評価したが、判断基準すら定められていない中での安全評価には専門家からも疑問の声が上がっている。
 以上の状況やEPZが30キロメートル圏へと見直しが進められている状況をかんがみ、滋賀県がまさしく当事者として放射能汚染から近畿の水がめである琵琶湖の水と、県民の命と安心、安全を守るため、滋賀県議会として国等に対し下記の事項について意見書を提出されるよう請願する。
                   記
 福島第一原子力発電所事故の実相、事故原因の究明がなされていない中にあっては、福井県での「定期検査中」等で稼働していない原子力発電所の再稼働を許可しないこと。

会議録

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