受理番号:請願第9号
滋賀県立全日制高等学校普通科湖南通学区の三分割に反対について
請願要旨
人間形成期の高校生には、より広い生活圏、校友圏を与えることにより豊かな成長が望まれるのであるが、湖南通学区の三分割はこれらの条件を貧しくし、教育の機会均等を奪うものである。
小学区制は京都、その他の府県で経験済みであり、成功した例は余り聞かれない。本県でもすぐれた生徒の京都の私立高校への進学がふえているように聞いており、今後もこの傾向は助長され、その結果県立高校からは大学への進学が難しくなり、県立高校のイメージダウンにつながる。また、私学志向により父兄の教育費負担が増大する結果にもなる。
ついては、旧湖南通学区の三分割を再検討し、草津、守山、甲賀、栗太、野洲の地区からも大津の高校へ進学できるよう現制度を撤廃されたい。