新医師臨床研修制度の見直しに関することについて
請願第21号 新医師臨床研修制度の見直しに関することについて
- 受理番号
- 請願第21号
- 受理年月日
- 平成21年7月1日
- 付託委員会
- 厚生・産業常任委員会
- 継続審査状況
- 議決年月日
- 議決結果
- 不採択
- 紹介議員
- 西川仁
内容
受理番号：請願第21号
新医師臨床研修制度の見直しに関することについて
請願要旨
厚生労働省は臨床研修に関する省令の一部を改正する省令および関連通知の一部改正を取りまとめ、2010年度から実施しようとしている。
新臨床研修制度が導入されて５年を経過したが、今回の見直しは、これまでの臨床研修制度の到達点と課題が十分検証されていないこと、幅広い基礎的臨床能力の獲得を目指した医師臨床研修制度の理念と地方の医師不足を短絡的に結びつけようとする安易な見直しであること、各大学の特性や地方の実情が考慮されていないことなど、多くの問題が指摘されている。
特に都道府県ごとに研修医募集定員の上限が設定されることについては、よい研修を目指して努力してきた大学病院や研修病院、研修指導医や研修医の努力を損なうばかりか、県下において医師の不足や診療科間の偏在、医療崩壊を促進するものにほかならず、医学生や県民の期待に背くものと言っても過言ではない。
医師の養成に大きな影響を与える臨床研修制度のあり方について検討いただき、臨床研修の質の向上と日本医療の再生に向けて、拙速な制度の見直しを中止されることを求める。
ついては、下記の事項について地方自治法第99条に基づき、意見書を提出されたい。
記
１．臨床研修制度の拙速な見直しによる省令は撤回の上、抜本的に再検討すること。
