滋賀県内の公共工事で使用するコンクリート二次製品の県内産品使用について
請願第17号 滋賀県内の公共工事で使用するコンクリート二次製品の県内産品使用について
- 受理番号
- 請願第17号
- 受理年月日
- 平成21年6月29日
- 付託委員会
- 生活文化・土木交通常任委員会
- 継続審査状況
- 議決年月日
- 議決結果
- 採択（知事に送付）
- 紹介議員
- 山田 尚夫
辻 貢
世古 正
内容
受理番号：請願第17号
滋賀県内の公共工事で使用するコンクリート二次製品の県内産品使用について
請願要旨
コンクリート製品業界は、経済情勢の悪化と公共事業の激減による厳しい経営環境の中で大きな環境の変化に対応すべく、併せて身の丈にかなった経営の体質と体制改善すべく最善の努力を重ねており、この厳しい中で少しでも受注環境の展望が開ける機会を待望しているのが業界の実情である。
滋賀県内で製造したコンクリート二次製品は原材料である骨材から製造および販売まで県内企業が携わっており、数年前からは資源循環の取り組みとして骨材を天然資源からのみ調達するのではなく、滋賀県内で発生する廃棄物を骨材の一部に利用するリサイクルにも取り組んできた。そして、今後はさらに低炭素化社会の実現に向けＣＯ2削減にも取り組みを広げる所存である。
しかし、残念ながら滋賀県内の建設工事には県外から多くの製品が流入し、県内のコンクリート二次製品の製造業者は過当競争を強いられ経営がひっ迫している。
今回、政府は地方の景気回復と雇用の確保をして地方を活性化すると発表され、さらに地方自治体等の実施機関に対して効果的な早期実施を要請したと発表されている。業界は、今回の政府経済対策が過去にない業界の再生の絶好の機会と踏まえ、経営の安定化は基より地域の生活経済の役割を担う自覚により地域貢献する企業として新たにイメージアップの足がかりとしたい。
よって、現状の製品の受注環境の実情に鑑み、緊急対策として以下の事項を要請する。
記
１．滋賀県内の公共事業において使用されるコンクリート二次製品は、地産地消として地域経済の活性化と雇用の安定、ＣＯ2削減のため、滋賀県リサイクル認定製品を初めとする県内産品を優先使用するよう努められたい。
２．滋賀県内公共工事では建設資材の品質確保のため、不当廉売を防止し、コンクリート二次製品メーカーが安定した供給ができるような適正価格での契約に努められたい。
３．上記１および２について、国の機関等に働きかけられたい。
