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令和4年(2022年)4月26日 正副議長の記者会見

1 場 所  記者会見室
2 出席者  岩佐議長、清水副議長
3 内 容  正副議長の就任記者会見


正副議長の記者会見

4 会見要旨

 (冒頭の御挨拶)
議長
 本日の招集会議で、歴史と伝統ある滋賀県議会第102代の議長職を仰せつかり、身に余る光栄であるとともに、その職責の重さから、身の引き締まる思いであります。
 新型コロナウイルス感染症については、予断を許さない状況が続いております。
 ワクチン接種や感染防止対策の実施を、着実に、国・地方自治体が一丸となって取り組み、また、委縮している社会・経済活動を立て直していく必要があると考えています。
 ロシアのウクライナ侵攻に対しては、本年2月に滋賀県議会として非難決議を議決させていただき、政府に対して国際社会の速やかな平和の実現に全力を尽くすよう強く求めてきたところでございます。こうした中、原油価格や他の原材料が高騰し、さらには円安が進んでいる状況において、県経済・県民の皆様の生活への影響に対して、政府の動きも注視し、滋賀県議会として速やかに対応していく必要があると考えております。
 今年は県政150周年の節目の年であります。また、全国植樹祭が鹿深夢の森で開催されます。迫ってまいりました2025年の国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会もしっかりと準備を進める必要があります。さらには、滋賀県初となる高等専門学校の開設に向けた準備など、未来に向けた取組が本格化する年であろうと思います。
 副議長と協力し、議員の皆様のご支援とご協力を賜りながら、県民の負託にしっかりとお応えできる県政に努めてまいる所存でございますので、どうかよろしくお願い申し上げます。

副議長
 滋賀県議会第113代副議長に選出され、改めて責任の重さを痛感しております。
 微力ではございますが、議長とともに、円滑な議会運営と県政の発展のために、最善を尽くしたいと思っております。
 政策につきましては今議長が申し上げましたとおり、スピード感をもった対応をしていかなければならないと思っております。
 どうぞよろしくお願いいたします。


 (今後の抱負)
議長
 県議会は各地域から選出された議員の集合体でございます。県民の皆様から様々なお声をいただいて、議会でそのお声をもとに議論をしていく、それが基本であると思います。
 県政は県民の皆様のものである、そのことをしっかりと心に留めながら、議会運営をさせていただきたく存じます。
 また、執行部の監視機能は議会に与えられた責務でありますし、政策立案についても、昨年は2件の条例を議員から提出させていただき、今年度もそうした取り組みを進めてまいりたいと思います。
 県民の皆様の声の集合体が県議会であろうと私は考えておりますので、県民の皆様の声を真摯に受け止めながら、議会が一丸となって取り組んでまいりますので、よろしくお願いいたします。

副議長
 議長の話にありましたように、まず議会の政策立案機能の強化を進めていきたいと思っております。
 また県政の主役は県民の皆様ですので、もっと身近で親しみの持てる議会にしなければならないと考えております。
 より一層県民に開かれた、また真摯に県民の声に耳を傾ける議会であることに、誠心誠意努力していきたいと考えております。


 (記者との質疑)
記者
 12年ぶりに自民党の会派以外から副議長が選出され、議長には今回違う会派の方とともに、どのように進めていきたいかということと、副議長には今回選ばれたことについて、どのようにお感じになられているかお聞きします。

議長
 議長、副議長は議会を代表する役職であり、どの会派に所属しているかということよりも、前議長が申しておりましたが、全体に目配り、気配りができるように努めていくことが必要であると思います。
 議会は県民のためにあり、県民の声をしっかり聞くという思いは同じでありますし、清水副議長は県議会の経験は私よりも1期・4年間長いわけでございますので、様々なこともお聞きしながら、ともに県政を運営していきたいと思います。
 その上で、私は現場に足をどれだけ運べるかということが大切になってくると思いますので、今後、常任委員長会議等がございますけれども、そういった場でもお伝えをしていきたいと思っております。

副議長
 長いことさせていただくと、こういうこともあるのだなと思っております。
 議員は全員、最終目的は県民のためにということは同じだと思います。私自身は常にそういった姿勢で10数年やってきたことが、今回、各会派の皆様にご理解をいただき、ご指名いただいたと思っており、大変光栄に思います。
 3人しかいない小さい会派ですが、このような大役を仰せつかり議員各位にお礼申し上げたいし、それを受けて、さらに県民の皆様のために頑張っていきたいと思います。

記者
 議長にお伺いします。共産党が政治倫理審査会の設置を各会派に持ちかけられていますが、議長としてどのように対応するというお考えはございますか。

議長
 政治倫理審査会に関しては、条例で設置の要件が定められていますので、それに基づいた対応になります。

記者
 議長にお伺いしますが、改めて、これからどのような議会を議員と作っていきたいかという思いがあれば教えてください。

議長
 やはり監視機能と政策立案機能を、しっかりと機能させていかないといけないと思っています。そのためには、現場の声をどれだけ議会に反映していけるか、反映するような取り組みを、議会としてできるのかということを考えていきたいと思っています。

記者
 議長、副議長にそれぞれに、三日月県政との距離として、どのようなスタンスで臨みたいか、お伺いします。

議長
 国の議員内閣制と違い、地方議会は二元代表制ですので、それをしっかりと堅持していくことが必要であり、それに尽きると思います。
 知事が誰だからということではなく、議会として、二元代表制をしっかりと堅持していくことが必要であろうと思います。

副議長
 緊張感を持つことによって、よりスピード感をもった政策が実現できると理解をしています。

記者
 議長に追加でお伺いしますが、二元代表制を堅持するというのは、具体的はどういったことでしょうか。

議長
 副議長が申したとおり緊張感を持つことも必要ですし、議会として是は是、非は非というスタンスで臨むことで、二元代表制の一翼を担う役割を果たせるのではないかと思います。
 よく議会に上程された議案がほとんど承認されることで、議会は追認機関かという見方をされる方もいらっしゃいます。
 私はそういう質問をいただいたとき、議案が上程されるまでに、修正いただくべきところは修正をしていただき、可決される内容になってから上程されていると、県民の皆様には説明させていただいています。
 是は是、非は非と申しましたのは、結果だけではなく、上程に至るまでの過程の中で、各会派で政策的な議論も十分にされた上で議案が上がってきますので、そういういった意味で、是は是、非は非という議論がされているということです。

記者
 副議長にお伺いします。第4会派であるさざなみ倶楽部から選出されたということで、選ばれた理由や、思いなどについて教えてください。

副議長
 日ごろから各会派の皆様と親しく議論をさせていただいており、意見が同じでないこともありますが、それはそれとして前向きに議論させていただくという関係が、より県民の皆様のためになるということで、評価していただいたのではないかと思っています。
 選んでいただいたからには、期待に応えられるよう頑張りたいと思っています。

記者
 議長、副議長それぞれに伺います。滋賀県議会は申し合わせにより、1年で議長、副議長が交代されることになっていますが、そのことのメリット、デメリットを教えていただきたいと思います。

議長
 デメリットは、1年の流れを掌握した中で役職を去らなければいけないということで、やり残した感がある部分もあるのかもしれません。
 逆に1年だからこそ、この1年間に議員の皆様方からご推挙いただいた思いを、短い期間ではありますが、傾注したいと思います。
 メリットもあれば、デメリットもある中で、与えられた任期で、最大限そのメリットを活かしていきたいと思っています。

副議長
 この役職は、いろんな方々に経験していただいた方が良いと思っています。
 人が変わっても、政策は継続していますので、そういう意味でも、いろんな方に世代を超えて繋いでいただければと思っています。
 365日全力投球しますので、精神的にも体力的にも、1年は良い期間だと思います。

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