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令和5年(2023年)3月15日 正副議長の記者会見

1 場 所  議会運営委員会室
2 出席者  岩佐議長、清水副議長
3 内 容  令和4年度定例会を終えて


正副議長の記者会見

4 会見内容

岩佐議長
 令和4年度の定例会が終了した。
 通年議会であるが、昨年の4月26日の招集会議、コロナの関係で5月に臨時会議、4回の定例会議を開催した。
 医療提供体制の充実、経済、雇用、生活支援対策等に早急に対応しなければならないため、また、その後、国際情勢の関係から原油・物価高騰等の対策として、臨時会議を開催した。事業者支援や県内消費の喚起に係る補正予算を審議可決 してきた。
 特に、しが割などは思わぬ反響であった。もう一回あるのかという問い合わせが私のところにあった。
 本日、議員提案で「滋賀県県産材の利用の促進に関する条例」を可決した。これまで進めてきた議員の企画立案の力が身についてきていると感じている。これは来期にもつながっていくものだと思う。
 昨年11月から試行的にタブレット端末を導入し、今年度の4月から本格導入となっている。私自身も不得手な方ではあるが、タブレットがなければ会議に臨めない、外に出たときにタブレットを持っていなければ不安になる、それくらいタブレットに頼っているというか、タブレットを活用している。本格導入して1年であるが、これから年を重ねるごとにタブレットの価値が高まっていくのではないか。

記者
 滋賀県議会議員の政治倫理の確立に関する決議が全会一致で可決された。大野議員の問題を政治倫理審査会で審議した後、全議員でそれを共有していきたい ということであると思うが、どういった経緯で今回の決議に至ったのか。

岩佐議長
 政治倫理審査会で措置の内容も報告いただいた。その際、付帯的に県議会としても何らかの対応をすべきではないかという意見もあり、そのことを各会派に投げかけた。その一つとして決議になったのではないか。各会派代表の意思で決議案が提出された。

記者
 本日、可決されたことを受けて、議長としての思いを伺いたい。

岩佐議長
 滋賀県議会として初めて政治倫理審査会が開かれたことは、非常に重い事象であった。今後、こうしたことが二度と起こらないよう にということは伝えたが、そうした内容は決議に含まれていた。来期、新しい議員にもしっかりと議員としての倫理観を持っていくことは伝えていかなければならない。

記者
 意見書案の採決で、3件が可否同数となった。いずれも議長の採決で否決されたが、その理由などを伺いたい。

岩佐議長
 議案ではなく意見書であるので、現状の取組に対しての意見である。議長としては、賛成多数でなければ認められない。可否同数であれば現状とするべき。

記者
 議長自身が個々の内容について賛成、反対ではなく、多数の合意形成がとれていないため反対したという理解でよいか。

岩佐議長
 そのように考えている。

記者
 県議会の在り方について、滋賀県議会は女性議員の割合が全国と比較すると高いが、まだ2割に届いていない現状である。この現状について、議長として女性議員はもっと増やしていった方がよいと考えるか。また、どのようなことをすれば女性議員が増えていくか。議会の取組として考えられることがあれば伺いたい。

岩佐議長
 議長としては、多様な方が議場におられる環境が 望ましい。多様な意見がうかがえるし、その中で議会が歩む方向を決められる。女性だけでなく、 障害のある方や 若い方など多様な方が議場にいる方が健全な議会になっていくのではないか。

記者
 政務活動費の問題で指摘された議員がおられたが、県議会として政務活動費についての透明性をより高めるため、領収書も含めて全てインターネットで公開することも考えられるが、公開性を高めていく方向性について、議長としてどのように考えておられる
か。

岩佐議長
 任期の最終年度であるため、「政務活動費のしおり」の理解が議員によって違うこともあ り 、その理解を一定させるため、しおりをチェックしてもらう段取りをした 。また、領収書の公開については、それが全てではないと考えている。今期の状況等を来期の議員がどのように受け止めるか。

記者
 タブレットについては、ICTを活用していくことは世の中の流れである。例えば、オンラインによる本会議や委員会の開催はこれから進めていく方向であると考えておられるか。

岩佐議長
 全国都道府県議会議長会の動きなどもあるので、今、滋賀県議会だけで進めていくことはないと考えている。本会議や委員会で大切なことは、答弁者や質問者の顔や声、間、気迫などを感じる。個人的には、その辺りがオンラインでどれだけ伝わるのかという思いはある。

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