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令和4年(2022年)3月18日 正副議長の記者会見

1 場 所  議会運営委員会室
2 出席者  富田議長、岩佐副議長
3 内 容  議長としての1年間の感想について


正副議長の記者会見

4 会見内容

富田議長
 令和3年度の定例会が終了した。
昨年の4月27日に101代の議長として就任し、緊張した1年であった。本会議で県民のために重要なことを決めていかなければならないトップにいることを改めて感じた。
 コロナ禍で、42人全員が揃って議会に出席して議論できたことがなにより。半数が出席できない場合にどうするのかなど、事務局とも協議し、進めてきた。 2月14日の開会前には4人が陽性となったが、それ以降は、今日まで全員が揃って議論できた。
 県民参画委員会は直接いろいろな思いを聞く機会であり、コロナ禍でも各委員会で実施していただいた。これからもっと県民参画委員会は進めていかなければならないと考えている。
 議会として調査研究や企画立案の機能は重要で、今回、議員提案で「ビワイチ条例」と「滋賀県生きる力を育むための学校教育 の情報化の推進に関する条例」の2件の政策条例を可決した。県民の皆さんにとって、活かされる条例であってほしいと思っている。
 1年間、多くの議員と話をしたが、議長として話をすることによってよく勉強できた。
 ロシアによるウクライナ進攻、北朝鮮によるミサイル発射は大きな問題で、県民として考えていく問題であると思う。これについては決議を可決した。これも一つの成果であると思っている。
 県民とともに、県民の思いと並行して 令和3年度は進んだと自負している。1年間議長をして、少しでも県民のためになる議会にしていかなければならないとつくづく思った。
 「滋賀県議会議員の定数 ならびに選挙区および各選挙区において選挙すべき議員の数を定める条例」は全員賛成で可決してほしかった のが本音である。 過去を調べると、定数が47人から44人になった時も全員賛成ではなかったようである。 ただ、賛成多数で決めるようなものなのか。長浜の人はどう思っているか、守山の人はどう思っているかを私としては感じている。

記者
 委員会のオンライン開催などをされている議会があるが、感染症を踏まえた議会の在り方、今後の課題として感じていることは何かあるか。

富田議長
 オンラインで開催する場合はどうするのかも事務局で考えている。 私個人の考え方ではあるが、 出席して議論すること、直接会って目を見て話をすることで相手の気持ちが分かるところがある。賛成、反対はその場にいて、周りの人の反応も見て判断していく。
オンライン開催がよいとは思わない。ただ、これからはしていかなければならない時代になる。
 学校でも、顔を見ないでいいのか。先生が子供の顔を直接見て感じること、議会でも相手を見てお互いが対応していく。私は、顔を見ながら判断していく方がよいと思っている。 やはり人の 顔 を見て話をすると分かってもらえる。

記者
 今年度の途中からタブレット端末を導入して、効果はどうか。

富田議長
 心配していたが、みなさん勉強して対応している。本格実施に向けて担当課長もいろいろな問題点を整理している。これから一気に進んでいく。導入してよかったと思っている。

記者
 個々の議員から不満や反対などはないか。

富田議長
 反対はない。滋賀県議会は70歳代が3人で、全体的に若い。導入している他府県では、 80歳代や90歳代で使えない人がいる。

記者
 1年間おおむね順調 であったように思うが、課題と残ったところは何か。

富田議長
 一つ一つがうまくいているように見えている部分もあるが、課題はまだ県民と遠いこと。もう少し県民と近くなれる議会でなければならない。どうしたらよいのか、これから議論していかなければならない。セキュリティの問題はあるが、一般の人が議長室や副議長室に来られるような開かれた議会になっていけばよい。まずは県民参画委員会で我々が出ていって県民の皆さんの御意見を聞くことだと思う。
 もう一つは、びわ湖放送などを通じて、我々の思いをやはり画像でもっと発信するようにしなければならない。課題は予算。70歳代から90歳代の県民の皆さんは新聞かテレビ。 議会と県民がつながることは大事で、マスコミの力を借りなければならない。

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