本文へ移動

現在位置 :トップページ議長・副議長議長・副議長の記者会見 › 令和7年3月19日 正副議長の記者会見

令和7年3月19日 正副議長の記者会見

1 場 所  議会運営委員会室
2 出席者 有村議長、目片副議長
3 内 容  令和6年度定例会を終えて


正副議長の記者会見

会見要旨

有村議長
 昨年、4月26日の招集会議で第104代議長を拝命し、6月・9月・11月・2月に4回の定例会議と1回の臨時会議を行い、本日、閉会を迎えることになった。
 厳しい財政状況の中で、少子高齢化に伴う人口減少対策や、長引く物価高騰に対する経済対策、いよいよ本年開催される国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会や大阪・関西万博に向けた取組など、県政における重要な課題に対し、各々が思いをしっかりと発言でき、自由闊達な議論のできる公正公平な議会運営に努めてきた。
 本年度は南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)の発表、全国各地で相次ぐ大雨や台風など、立て続けに自然災害に見舞われ、本県においても、7月に、米原市伊吹地区において、土砂災害が発生するなど、県民の生活に大きな影響が及んだ。
 そうした中、県民の生命と財産を守るという県の重要な使命に改めて思いを強くし、補正予算や来年度当初予算において、必要となる防災・減災対策のための予算を審議可決したところ。
 議会としても、防災対策を総合的に推進し、県民が安全に安心して暮らすことができる地域社会の実現をめざし、地方創生・防災減災対策特別委員会において議員提案条例として検討を進めてきた「滋賀県防災対策の推進に関する条例」を2月定例会議で可決した。
 議会改革としては、今年度、「令和9年度以降のタブレット端末等の在り方について」と「若者の議会への興味と関心を深めるための取組について」を議会改革検討委員会に諮問し検討いただいた。これにより、学校等へ議員を派遣する仕組みの構築や議会に関心を持つ学生との意見交換など、スピード感をもって取り組めるところから取り組んでいくこととなった。今後も時代にあわせた改革を行っていく。
さて、今年開催される大阪・関西万博まで25日、国スポまで193日、障スポまで220日といよいよ目前に迫ってきた。
 それぞれが県民の皆さんの心に残るイベントとなるよう、議会も一丸となって機運醸成に取り組みたいと考えている。

目片副議長
 有村議長とともに、副議長として議員、執行部の皆さんと一緒になって滋賀県政の発展のために1年間取り組んできた。
県政の主役は県民の皆さんなので、皆さんに議会をもっと身近で親しみのもてるものとしなければならないと考えている。
そのために、二元代表制のもと、政策立案機能の強化に努めるほか、より一層県民に開かれ、かつ真摯に県民の声に耳を傾ける議会となるよう、誠心誠意努力してまいりたいと考えている。


(質疑)
記者
 若者に議会への興味と関心を深めるための取組について、議会改革検討委員会から報告書が出たと思うが、それに対する受け止めを伺う。

有村議長
 県議会としても、子どもや若者の声を聴くことは大切なことだと考えている。県議会では平成24年から委員会運営に県民の皆さんとの対話を取り入れる県民参画委員会を実施してきたところ。
 その中で、中学生や高校生、大学生を対象とした県民参画委員会を実施したこともあるが、若者の議会への興味と関心をより深めるための取組として、県民参画委員会や子ども県議会の機会等を活用することが重要であると考えている。
 今度も若者の声を聴くために、議員それぞれが関わりながら取組を深堀りできることになったのはよかったと思っている。

記者
 本会議はインターネット中継されているが、委員会でもインターネット中継を導入することで若者との接点を増やすことになるのではないかと思うが、どうか。

有村議長
 今回はそこまで踏み込んでいないが、ゆくゆくはそういう流れになるのではないかと思っている。

記者
 一般質問の関係で、時間短縮に取り組んだ結果、多くの議員が質問に立つという状況が生まれているが、一方で、特に今定例会議では議論が過熱する中で、本会議の終了時刻が遅くなることがあった。
 副議長は就任時の会見で、一般質問の時間短縮について、職員の働き方改革にも寄与するのではないかという話をされていたが、今後の改善点についてお考えがあれば伺いたい。

目片副議長
 私が議会運営委員長の時に、5分短縮の取組を始めた。それですべてがいいとは思っておらず、より多くの方に審議の時間をとってもらうためにも、たとえば執行部の答弁の際の演台への登壇方法や代表質問の回数など様々な点に対する検討を行うなどを通して、会議時間内で終われるよう模索していく必要があると考えている。

記者
  本会議の中で執行部から議会への説明が不足しているのではないかという指摘があった。知事のあいさつでもその辺りに触れられていたが、知事の任期が長くなってきて、執行部の説明も丁寧さが欠けているのではないかと感じた部分はあるか。

有村議長
  議会と執行部が一緒になって県民の理解、共感、支持をいただきながら、施策を実施していくことが大切であるので、当局におかれては初心に帰りやっていかなくてはならないということを、自戒を込めておっしゃったのだと思う。

Copyright © Shiga Prefecture. All rights reserved.