本文へ移動

現在位置 :トップページ議長・副議長議長・副議長の記者会見 › 令和2年(2020年)3月23日(月) 正副議長の記者会見

令和2年(2020年)3月23日(月) 正副議長の記者会見

1 場  所  議会運営委員会室
2 出席者  生田議長、細江副議長
3 内  容  令和2年2月定例会議を終えて


正副議長の記者会見

4.会見内容

生田議長
 1年間やらせていただきました。副議長が助けていただいてありがたかったと思っています。5月に代替わりで新しい天皇陛下が即位され、新しく改まった気持ちになりました。滋賀県においては5月8日に大萱の大きな事故があり、秋は災害がありました。今年に入っては新型コロナウイルスがありました。治療薬がないということで身を引き締めてやっている状態が今も続いています。今まで経験したことがないほど景気が落ち込むこととなりそうで、滋賀県もその影響下にあると思います。冷静に対応していただきたいのと少し落ち着いて次の段階に入るべきかと思います。とりあえず1年終わって正直、ほっとしています。後は、何か質問をしていただいてお答えすることとします。

記者
 通常であれば今日、今年度の議会が閉会し、次に4月末に新年度の招集会議があると思いますが、新型コロナウイルスの件で途中、臨時議会を考えていますか。

生田議長
 国の方で今日夕方、次の手が出てくると思います。予算の関係でどういう形が出てくるかを見て滋賀県も対応を考えていく形になると思います。急ぐことがでてくれば、臨時議会を開いて対応していくことになるのではと考えています。

記者
 専決処分ではなく臨時議会を開く可能性の方が高いのですか。

生田議長
 通年議会をやっているので専決処分でない方がよいのではと考えています。

記者
 招集会議の前倒しはないのですか。

細江副議長
 議会運営委員会で考えることであり、仮定の話で物事を決めてしまうと具合が良くないと思います。

生田議長
 新型コロナウイルスのことで大分、委縮してしまっているように思います。

細江副議長
 サーズ、マーズの時は病気の話で、今回も病気の話であるが、リーマンショックの時とも様子が違います。病気のために世界的に経済活動が委縮し、底が見えない、期限が見えない等の不安があります。

記者
 先ほど、議長が言われた次の段階に入るべきとは、どういう形ですか。

生田議長
 学校再開に向けて準備をすべきということ。部分的に学校は止めているが、お年寄りの生活の場では動きを止めていない。県内で5人目、6人目、7人目がでてもきちんと把握し、追跡調査もしながら、その人と周り人にもどれぐらいの症状か注意しながら全体で見渡して小学校はスタートを切るということだと思います。親も子どもももちません。

記者
 五輪が延期されるような空気感が漂っているが、どう思われますか。

生田議長
 延期される雰囲気が漂っています。ヨーロッパで流行って、さらに今後アフリカかという状況であるが、日本の状況は、また違っているように思います。

記者
 仮に五輪が延期されたとき県内への影響はありますか。

細江副議長
 県に影響は特段ない。他と一緒かなと思います。

記者
 今年度始まるときに議長が議会力アップを示されたが、1 年間を振り返ってみてどうですか。

生田議長
 二元代表制は保証されたものではありません。独自の調査、独自の情報を持って執行部からの情報に頼ることなく現場に行って確認し、現場の声を聞かないといけない。議会がしなければならない仕事は、チェックと政策立案です。一つでも議会独自のものを持ちたいと思ってこの1年やってきました。人手不足について議会が執行部と一緒にベトナムに行った結果、具体的な施策として介護人材の確保のため滋賀県がまとめて受け入れ団体を作っていくなど令和2年度予算につながっていると思います。独自の情報源を持つことについては滋賀県の経済の勉強会をやらせてもらいました。また来年度に送るつもりですが、ICTによるペーパーレス化のためのタブレット導入を議会改革検討委員会で6月を目途に検討することになりました。スタートをきれて良かったと思います。

細江副議長
 タブレット導入については、わりと同床異夢のところがあります。県でもホームページのリニューアルを失敗しました。いろんなやり方があるので、もっと研究してもらった方がよい。今までの流れのなかでタブレットを持ったらいいのかというわけではないと思います。

生田議長
 ついていけない議員もいると思います。しばらくは紙と併用となるのではないか。無理やり導入する形にしてでもスタートして慣れないといけません。

記者
 新型コロナウイルスの関係で今回初めて無観客議会をやられて、どんな感想がありますか。

生田議長
 他の議会で執行部も議員も全員がマスクをしていました。マスクより手洗いが大事だと思っています。もし万が一感染してご迷惑をかけるといけないので傍聴席をゼロにしました。次回の議会からは、新議長が判断されることになります。

生田議長
 この一年間で気になったのは、不祥事が多かったことです。もっとピリッとしてほしかったと思います。

記者
 美術館、国体、全国植樹祭など来年度以降の議会に課題として残っていく注目されるテーマとか、こういう議会にしてほしいとかはありますか。

生田議長
 新しい議員は12 人いますが、1年間見てみて、もっと厳しく突っ込んでほしいと思います。新生美術館のことは難しい。国体の準備も粛々としてやっていかいないといけません。植樹祭の準備は予定どおりに進んでいると聞いています。

細江副議長
 新しい議員については、切り口として興味のあるものが多かったと思います。

記者
 新生美術館の整備についてはどうですか。景気の影響により先延ばしとなる可能性もありますか。

生田議長
 どういう見せ方をするのかに対して誰が中心になってやれるのか。夢でもいいから誰が語れるのか。2つになって金もいるし、人もいる。どういう見せ方をするのかわからない。わくわく面白くしてほしいと思っています。

Copyright © Shiga Prefecture. All rights reserved.