意見書第22号
年金改悪に反対する意見書
年金審議会は、厚生年金の支給開始年齢を65歳に引き上げることを中心とした意見書を厚生大臣に提出した。
政府は、基礎年金導入、国庫負担の削減に加えて給付の大幅切り下げと負担の大幅引き上げを内容とする改悪を一昨年行っており、今回の意見書に基づく改悪がなされるなら、一層の低水準と高負担の年金制度を押しつけるものとなる。
高齢化を迎え、年金制度の改善による豊かな老後こそ国民の願うところであって、これに逆行する制度改悪は断じて認めることができない。
よって政府におかれては、支給開始年齢の引き上げなど年金の改悪を行わないよう強く要望する。
以上、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。
昭和63年12月22日
滋賀県議会議長 酒 井 研 一
(宛先) 内閣総理大臣 厚生大臣