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決議第1号 世界遺産条約に基づく文化遺産「古都京都の文化財」に「比叡山延暦寺」を含めたことに対する決議

番号
決議第1号
(平成05年)
議決年月日
平成05年10月12日
結果
可決

本文

決議第1号

世界遺産条約に基づく文化遺産「古都京都の文化財」に「比叡山延暦寺」を含めたことに対する決議

 政府は、去る9月27日、世界遺産条約に基づく文化遺産として「古都京都の文化財」を登録推薦されることとなったが、その中に滋賀県に存在する「比叡山延暦寺」が位置づけられたことについて、滋賀県議会として政府(文化庁)に対し、深く遺憾の意を表明する。
 言うまでもなく、「比叡山延暦寺」は、滋賀県大津市坂本本町に所在し、比叡山に広大な寺域を持つ天台宗の総本山寺院であるとともに、本県が有する多くの文化遺産の中でも滋賀の歴史と文化を象徴し、県民が誇りとして最も親しみを寄せているところであり、全国からも数多くの参拝客や観光客が訪れている。
 本県においては、観光行政の一環に「滋賀の比叡山延暦寺」を大きく位置づけ、全国キャンペーンを繰り広げてきたが、今回の世界遺産条約に基づく文化遺産に「比叡山延暦寺」を「古都京都」として位置づけたことは、本県の歴史と文化を否定するとともに県民感情を全く無視するものであり、到底納得できるものではない。
 よって、滋賀県議会は、政府(文化庁)が世界遺産条約に基づく文化遺産として「古都京都の文化財」の中に「比叡山延暦寺」を含められていることに対して強く異議を申し立てるとともに、その名称を「古都京都・滋賀」に変更されるよう強く求めるものである。
 以上、決議する。

  平成5年10月12日
                       滋 賀 県 議 会

会議録

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