意見書第33号
食品安全対策に関する意見書
今日、輸入食品の残留農薬や食品添加物の大量使用などにより、食品の安全性への不安が高まっている。
ところが、輸入食品の検査体制を初めとする政府の食品安全対策は極めて不十分であり、その抜本的な強化が求められている。
よって政府におかれては、食品の安全対策として下記の措置を早急にとられるよう要望する。
記
1、検疫所職員の大幅増員、残留農薬等の厳重な基準設定など、検査体制等を大幅に強化し、輸入食品を厳しくチェックすること。
2、食品添加物の規制緩和をせず、添加物の使用削減の措置をとるとともに、すべての加工品に原料、添加物等の表示を行うこと。
3、安全で豊かな食糧を我が国で生産、供給するために、価格保障などを確立して低農薬、有機栽培を推進すること。
以上、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。
平成2年12月21日
滋賀県議会議長 岩 永 峯 一
(宛先) 内閣総理大臣 厚生大臣