意見書第15号
リクルート疑惑の究明に関する意見書
リクルート疑惑は、日本の政治史上はもちろん世界にもまれな一大スキャンダル事件である。
この事件は、政府の最高責任者である首相、前首相を筆頭に、現大蔵大臣、元文部大臣、元防衛庁長官、また与党の事実上の責任者である政調会長、税調副会長など、政府・与党の中枢部の人々や一部野党の党首などが贈収賄疑惑の中心に名を連ねている。総額で50億円を超えるという金額とともに、その内容も極めて悪質である。
よって政府におかれては、みずからの手で疑惑の解明を行うよう地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。
昭和63年10月13日
滋賀県議会議長 酒 井 研 一
(宛先) 内閣総理大臣 大蔵大臣 法務大臣